【ライブレポート】学芸大青春が新体制初ワンマンで見せた成長と絆、大変革を乗り越え「みんながいたからここまで来れた」
学芸大青春が昨日9月20日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで結成5周年記念ワンマンライブを開催した。 【画像】「学芸大青春 5th Anniversary LIVE」より。(Photo by Michiko Kiseki)(他10件) 2023年11月にメンバーの南優輝が脱退し、今年4月には事務所を移籍するなど、大きな変化を経た学芸大青春。前回の5thツアー「ダンス! ダンス!! ダンス!!!」最終公演から約1年ぶり、新体制初となる今回は、4人が力を合わせて大変革を乗り越え成長した姿をじゅねフレ(学芸大青春ファンの呼称)たちに見せつけるライブとなった。 大きな歓声に迎えられステージに現れた4人は、相沢勇仁の柔らかなボーカルで始まる「スニーカー」でライブの幕を開ける。内田将綺が「『学芸大青春 5th Anniversary LIVE』へようこそ! 今日は心を1つに最高の思い出を作りましょう!」と呼びかけるとオーディエンスの熱気は急上昇。この勢いに乗った学芸大青春はライブ定番のポップチューン「Hit the City!!」、複雑なフォーメーションダンスで観る者を圧倒したアグレッシブなナンバー「煽句 -Trash Talk-」を披露し、ぐんぐんと会場のテンションを上げて行く。 フロアが熱気に満たされたタイミングで4人は趣向を変え、少し大人びたムーディな楽曲を連投。「グッデイ・バッデイ」では椅子と傘を使ったパフォーマンスでどこかミュージカルのような雰囲気を漂わせたかと思えば、「ひまわり」ではステージ中央でキーボードを弾く仲川蓮の周りにメンバーが集い、ラストにアカペラで温かみのあるハーモニーを響かせていた。ヒップホップ色の強いキレのあるナンバーを得意とする彼らだが、歌唱力にも一層磨きをかけ、4人の絆を感じさせる地に足のついたパフォーマンス力を新たに印象付けた。 ライブ後半のスタートを飾った「MY NAME IS…」ではメンバーが客席へと降りて、じゅねフレと間近に触れ合いながら笑顔で熱唱。「アブラカタブラ」ではオーディエンスがタオルを回して盛り上げ、蓮は「今後も定番にしたい」と喜んだ。そして星野陽介が「この1年本当にいろんなことがあって大変だったけど、みんながいてくれたからここまで来れました。そんなあなたたちのために心からこの曲を捧げたいと思います」と曲紹介をした「名もなき今日」では、少し寂しさをはらんだミディアムナンバーにオーディエンスのクラップが重なり、会場全体が一体感に包まれた。 アンコールでは学芸大青春が結成5周年を迎えられた感謝のメッセージを、メンバーがそれぞれファンに届ける。昨年リーダーに就任した蓮は「去年はつらい思いや悲しい思いをたくさんさせてしまったと思うんですけど、それでも新体制のジュネスを応援するという選択をしてくれて本当に本当にありがとうございます!」と伝えるとともに「この5年で自分たちが掲げる目標や壁の高さを痛感してきました。でも僕はこの5年に悔いはないし、メンバーやじゅねフレのみんなと過ごしてきたすべての時間が宝物です。だからこそみんなにもっといい景色を見せたいし、絶対に武道館に立ってライブをしたいと思っています。これからもよろしくお願いします!」と決意を新たにした。そして最後に「今の僕たちの思いをすべて詰め込んだ曲」だという未発表の新曲「伝説を夢見た少年」を4人で歌い上げ、ライブの幕を閉じた。 また学芸大青春はMCで新たなライブ、イベントの開催を発表。11月16日に蓮、陽介とともに千葉・マザー牧場へ行く「もぉ~もぉ~きゅんきゅんバスツアー」、30日には勇仁、将綺と埼玉・秩父ふるさと村へ行く「マッスルハッスルバスツアー」が開催されることが決定した。さらに12月24日には神奈川・横浜赤レンガ倉庫 1号館ホールで行われるイベント「毎日がクリスマス」に出演し、昼夜2部制のライブを行う。各イベントの詳細はオフィシャルサイトにて確認を。 ■ セットリスト □ 「学芸大青春 5th Anniversary LIVE」2024年9月20日 恵比寿ザ・ガーデンホール 01. スニーカー 02. Hit the City!! 03. 煽句 -Trash Talk- 04. グッデイ・バッデイ 05. ふたり 06. ブサイ句なLove Song 07. ひまわり 08. ヤマアラシのジレンマ 09. MY NAME IS… 10. アブラカタブラ 11. I'm in love 12. youthful days 13. 名もなき今日 14. Sugar <アンコール> 15. HOLD US DOWN 16. 伝説を夢見た少年