能登の野鍛冶職人集団が造りつづける「ふくべ鍛冶」のアウトドアナイフ「TAFU」

“包丁を作りたい、野鍛冶文化を繋げたい”、「ふくべ鍛冶」は能登で野鍛冶を営み、明治41年の創業以来、115年にわたりひたすらよいものをと精進し鍛造を続けてきました。以前から多くのユーザーから沢山の要望をいただくなかで『アウトドアシーンで使える包丁』をカタチにしたのが「TAFU（タフ）」です。 【写真】アウトドアナイフの機能をチェックする（全5枚）

能登の野鍛冶技術を伝えるマキリのサバイバルナイフ

2024年1月1日に発生した能登半島地震のなかで発せられた、能登の鍛冶職人の包丁を作りたい、野鍛冶文化を繋げたい”という一言に押され、TAFUのリリースに合わせてクラウドファンディングをスタートしました。 アウトドアシーンのアイテム選びに能登の漁師の仕事を支えてきた、“マキリのサバイバルナイフがほしい”との声により、震災を経て“野鍛冶の技術を伝えたい”との思いとともに、“お客様に応えたい”気持ちが強くなり、その要望に応えるマキリの和製サバイバルナイフをつくることを決意しました。

能登の漁師に親しまれるマキリ包丁が原型のTAFU

能登の野鍛冶のハンドメイドによる無骨なフォルムは、いつまでも眺めていたくなる味わい深さが魅力です。この「TAFU」はマキリ（間切り）包丁という、日本海沿岸の港町で広く親しまれている漁師の万能包丁の原型です。ほかのエリアでは網やロープを切ったり、魚を捌いたりする海の万能包丁をさしますが、海と山が接している能登半島では、海だけでなく内陸部でも使われていたのが特徴です。

一丁あると便利なアウトドアナイフ

アウトドアシーンに特化した野鍛冶技術の集大成といえる包丁の和製サバイバルナイフ「TAFU」は、ケースを持ったときの手に馴染み、所有する喜びを刺激してくれる一丁です。 その特徴は5つあり、『木削りや火起こしもできる。スターター着火が可能な強靭さ』、『マキリらしい素朴な風合いを大切にした無骨なデザイン』、『肉や魚などが捌きやすく、野菜のカットもできる多用途包丁』、『鋭い切れ味を生み長持ちする安来鋼青紙2号の鋼』、『創業明治41年、能登の野鍛冶ふくべ鍛冶が鍛造』といった、アウトドアマンにこそ使ってほしい無骨なかっこよさを追求する方に向けたマキリ包丁です。これ1本があれば、薪割りやフェザリング、着火、調理を一本でまかなうことができます。