センバツ高校野球 組み合わせ決まる 関東一、開幕戦で八戸光星 「覚悟を決めて臨みたい」 /東京
18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールであった。関東一は第1日第1試合の開幕戦で八戸学院光星(青森)と対戦する。【小林遥】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 抽選会には出場32校の監督や主将らが出席。高橋徹平主将(2年)がくじを引き、ハキハキとした声で番号を読み上げた。 高橋主将を除く部員はこの日、悪天候のため予定していた練習試合を中止し、千葉県白井市の寮でネット中継を見守った。開幕戦と分かると「うわー」と声が上がり、頭を抱える部員も。だが、抽選会が終わるとすぐに気持ちを切り替え、「練習、練習」と室内トレーニングへ向かっていった。 左腕の畠中鉄心投手(同)は「開幕戦になって『まじか』と思った。相手校は良い左腕投手が2人もいて、同じ左腕として対戦したかったので楽しみ。まずは自分たちのプレーを心がけて、初戦突破したい」、右腕の坂井遼(はる)投手(同)は「負けたらすぐに帰ることになるので勝ちたい。開会式の後で観客がたくさんいるので、そこで自分をアピールしたい」と意気込んだ。1番打者の飛田優悟中堅手(同)は「他の高校の試合を見てから甲子園に入りたかったけど、覚悟を決めて臨みたい。点を取れるときに全力で取りにいく。自分としては今大会初安打を放ちたい」と話した。 大会は18日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれ、関東一は12日に甲子園入りする。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇八戸学院光星(青森) 11年夏から3季連続準V 1956年に創立された男女共学の私立校で、カトリック精神に基づいた道徳教育を実践する。校訓は「正義・賢明・剛毅」。2013年に校名を「光星学院」から「八戸学院光星」に変更した。現在は普通科と保育福祉科があり、進学や就職に有利な資格取得のためのカリキュラムにも重点を置いている。 野球部は学校創立と同年に創部し、夏の全国選手権は12回出場。11年夏、12年春夏の甲子園では、3季連続で準優勝を果たした。卒業生に坂本勇人内野手(巨人)、田村龍弘捕手(ロッテ)、北條史也内野手(阪神―三菱重工West)ら。 他の部活動も盛んで、バスケットボール部、陸上競走部、レスリング部などが強豪として知られている。 〔多摩版〕