電撃移籍もあり得る!? 阪神のトレード注目選手(4)“稀有”な若手スラッガーだが
今季は球団史上初のリーグ連覇を狙う阪神タイガース。しかし、主軸の大山悠輔や佐藤輝明が打撃不振に苦しみ、一時は二軍落ちになるなど不測の事態も発生している。7月31日までがトレード可能期間となるが、緊急補強に動く可能性も考えられるだろう。今回は、阪神のトレード候補となり得る選手を紹介する。(※今季成績は7月10日時点)
井上広大
・投打:右投右打 ・身長/体重:189cm/100kg ・生年月日:2001年8月12日 ・経歴:履正社高 ・ドラフト:2019年ドラフト2位 和製大砲と期待されながら、プロ5年目を迎えた井上広大。今季も一軍でチャンスを得たが、定着には至っていない。 履正社高では、3年夏に甲子園優勝を経験。高校通算49本塁打の実績を引っ提げ、2019年ドラフト2位で阪神タイガースに入団した。 ルーキーイヤーから一軍の舞台を経験し、同年10月16日のヤクルト戦ではプロ初打点をマーク。また、同年はファームでも69試合に出場し、打率.226ながらも9本塁打を放つパンチ力を見せた。 翌2021年はウエスタン・リーグの打点王(50打点)、2022年は同リーグの最多安打(96本)を受賞するなど、二軍では確実に実績を重ねた。しかし、一軍ではファームで見せている打撃を発揮できずにいる。 昨季も、ファームでは94試合の出場で11本塁打を放つ活躍を見せるも、一軍ではわずか13試合の出場で打率.229、7打点の成績にとどまった。 今季は5月10日に一軍に昇格すると、同日からタイムリーヒットを含む3試合連続安打を記録。しかし、その後はスタメン出場の機会が減り、またしても一軍定着には至らず。5月27日には再びファームへ戻った。 一軍の壁に苦しみ続けている井上だが、ファームでの実績とパワフルな打撃は魅力十分。若手外野手の育成に苦戦している球団であれば、興味を示す可能性がありそうだ。
ベースボールチャンネル編集部