後払い決済、4人に1人が「利用経験あり」。未利用者の決済手段はクレジットカードが最多、ポイントなどのお得さ重視【後払い決済サービス利用実態調査】
みんなの銀行とiBankマーケティングが共同運営する、お金に関する調査・研究組織「マネーインサイトラボ」が実施した「後払い決済サービスの利用実態調査」によると、4人に1人は後払い決済を利用したことがあることがわかった。調査対象はZ世代(18~26歳)、Y世代(27歳~42歳)、X世代(43~58歳)の計1500人。調査期間は2023年5月18日~5月31日。
4人に1人が「後払い決済の利用経験あり」
オンラインで買い物をする際に利用したことがある決済手段を聞いたところ、最も多かったのは「クレジットカード」で、全体で80%近くだった。Z世代のクレジットカードの利用率は60%台で、他の世代と比べるとやや低い。
「後払い決済」を利用したことがある人は全体で23.5%と、およそ4人に1人が利用した経験がある。
後払い決済の利用経験者と未経験者に、直近1年間にオンラインで購入したモノを質問したところ、後払い決済利用者は未利用者と比べてさまざまな商品をオンラインで購入している。
特に「ファッション」「コスメ・香水・美容」「おもちゃ・ホビー・グッズ」の購入率は、後払い決済未利用者よりも高い傾向にある。
後払い決済未利用者の約8割がクレジットカード利用、ポイントなどのお得さを重視
後払い決済利用者はさまざまな決済方法の利用経験がある一方、未利用者は「クレジットカード」が80%近くに達している。
決済方法を使い分ける基準を聞いたところ、後払い決済利用者で最も多かったのは「購入するサイト・アプリで使える決済手段によって」(45.4%)がトップ。次いで「お得(ポイント、還元率)によって」(41.9%)「決済金額によって使い分けている」(40.7%)だった。
一方、後払い決済未利用者は、ポイントなどの「お得さ」が52.6%で、後払い決済利用者よりも重視していることがわかった。 ■ Z世代の後払いは「趣味・ファッション美容関連」が多く、高額傾向に
後払い決済利用者を世代別に見ると、後払い決済で購入したことがあるモノは世代によって傾向が異る。Z世代は「ファッション」に続いて、「家電・スマホ・ カメラ」「本・音楽・ゲーム」など、生活必需品以外のモノが多い。