【RIZIN】昇侍が明日の計量までに過酷な5kg水抜き「それに耐えられるだけの体力と身体作りはしてきた」芦澤との試合は「剣豪同士が戦うような雰囲気を見せられれば」
2024年11月17日(日)愛知・ポートメッセなごや第1展示館『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』にて、バンタム級(61.0kg)5分3Rで芦澤竜誠(フリー)と対戦する昇侍(ジャパントップチーム)が15日(金)愛知県内にて個別インタビューに答えた。 【写真】JTTでヒロヤら若手と練習に励むベテランの昇侍 「非常に気力も充実していて凄くいいコンディションで迎えられて気分がいいです」と言い、「JTTに所属して環境を変えて、コーチ陣だったりとかいろいろな要素が変わって。葛藤があったり苦しい事だったり、練習の中身がきつくなって。そこを乗り切ってようやく試合に辿り着いたので、いろいろな想いがあってこの舞台に立たせてもらえるのは光栄だし、早く強くなった自分を見せたいですね」と、新たな環境で迎える試合が楽しみだとする。 芦澤については「スピード、センス、何よりもメンタルが強い選手だと思っています」と評し、「打撃が中心になると思います。その中で組みの攻防になるか分からないけれど、基本的には打撃戦になると思っています」と芦澤と打撃中心の試合をするつもりのようだ。 「ナチュラルに、彼は飾るわけでもなく自然体でありながら雰囲気を持って入場するので、そこは選手として敬意を払いますし、自分も侍というリングネームを背負ってリングに立つからには、戦場の剣豪同士が戦うような、そういう雰囲気を見せられればと思います。彼は尊敬しているとの言葉もぶっ倒しますという言葉も、全部本気だと思う。自分も敬意を持ちつつも倒しに行きますし、侍の心意気を彼から感じました」という。 それは、負ければどっちか死ぬというような心づもりで行くということかと問われると「戦いは常にそういうつもりで戦っているので、そういった迫力、ただ競技をして勝ち負けじゃなく命を懸けた戦い、どちらかが死ぬ。そういう戦いを見せられる者同士だと思うので死力を尽くしていきたい」との決意を語った。 秒殺も在り得るのかとの質問には「展開次第になると思いますが、肌を合わせた時にスピード感だったり、合わせてみないと分からないところがある。1Rでも3Rでも倒せる武器は磨いてきています」と、そうなる武器はあると答えた。 芦澤が公開練習で「漢だったら俺と殴り合うはず」と言っていたことを伝え聞くと、昇侍は「殴り合います」と断言。「一方的に殴るかもしれないし、攻めます。寝技で行くと逃げているという印象があってそんなことはないんですが、そういう戦いをする気はさらさらないです。圧倒したいです」と、真っ向から勝負するつもりだ。 先輩としてMMAの厳しさ、難しさを教えてやるという気持ちはあるかとの質問には「教えたいです。そういう試合を見せたいです」とベテランらしい答えも。 一方、SNSを騒がせた件については「少し自分の一部が露呈されてしまいまして…すぐ非公開にはしたんですが、その一部が拡散されてしまって自分の男としての部分が全世界に拡散されたことでメンタル的に揺れ動いた部分もありますが、そこは一日本男児として胸を張って恥じることなく、試合には関係ない、戦いは戦いなのでそこに集中して。落ち込むことは落ち込みましたが、失敗をしてそういった思いになっている人がたくさんいると思うので、自分の戦う姿を見せて力になれればと思います」と、メンタルに影響はあったが、世の中の失敗して落ち込んでいる人の力になるような試合を自分が見せたいとする。 さらに減量が苦しいとの投稿については「さっきおにぎりを食べてだいぶ元気になりました。あとは思っていた以上に体重を下げきれなかったので、水抜きを多くしないといけないのが不安要素です。そこは気合いで乗り越えようと思っています。 乗り越えた時は充実感は凄いけれど、食べられるものが限られてくるので。いつも見ているのにコンビニのおにぎりが凄く美味しくて、贅沢病なんだなと。普段当たり前のように飲み食いしているのが分かって、幸福度が上がるのが減量中なので、生きている日々を感謝しながらこの日まで来ました」と、苦しいながらも学んだことがあるという。 水抜きは「あと5kgですかね。初めてですかね。でもそれに耐えられるだけの体力と身体作りはしてきたので、クリア出来ると自分は思っています」と、かなり過酷と思われる5kgの水抜きを乗り越えてみせるとした。
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