40~50歳代「おひとりさま」平均貯蓄額はいくら?月の支出「約20万円」老後年金だけで足りますか
40~50歳代・おひとりさまの毎月の家計をみる。支出は月いくら?
では、40~50歳代のかたは日常的にどれくらい支出があるのでしょうか。 少し前の資料にはなりますが、総務省の「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果」より、40歳代・50歳代単身世帯の毎月の平均支出も確認しましょう。 ●40~50歳代おひとりさまの月の消費支出 ・40歳代男性:17万75円 ・40歳代女性:16万5329円 ・50歳代男性:18万2088円 ・50歳代女性:17万6193円 男女ともに支出のピークは50歳代です。 ただ上記は消費支出なので、税金や社会保険料を上乗せすると、およそ50歳代男性の場合は月約20万円あると生活できるのが一般的と考えられるでしょう。
老後の収入の柱「国民年金・厚生年金」平均月額はいくら?
いまは生活できていても、老後になり、リタイアすれば年金で生活することになります。 そのため、おひとりさまは早くから年金受給予定額を確認し、不足額にどう備えるか対策をとりたいもの。 厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、現代シニアの最新の年金の平均月額をみていきましょう。 ●国民年金(老齢基礎年金)の受給額 ・〈全体〉平均年金月額:5万6316円 ・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 ・〈女性〉平均年金月額:5万4426円 ●厚生年金の平均年金月額 ・〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 ※国民年金部分を含む 日本の年金は国民年金と厚生年金の2階建てとなっており、自営業などのかたは国民年金を、会社員や公務員などは厚生年金を受給します。 国民年金で5万円台、厚生年金で14万台が平均でしたが、個人差が大きいもの。 特に厚生年金は加入期間だけでなく、収入に応じた保険料を支払うため、受給額に個人差があります。男女でも約6万円の差がありますね。 また、先ほどの月の支出には足りず、貯蓄から生活費を切り崩す必要がある方もいるでしょう。