【神崎 恵さん】セットアップを着る日のヘアメイクはどうする?「美しさ」を追求するなら、白一択!
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場 「きゅん♡を誘う女になる」
数シーズン前から多く目にするようになった、セットアップ。オフィスでも活躍するアイテムなだけに、取り入れる人も多そう。今月はそんな人気アイテムにフォーカス。神崎流の着こなし、合わせテクに納得! 【写真】神崎流・セットアップの着こなし&メイク
教えていただいたのは…
美容家 神崎 恵さん 1975年生まれ。美容家であり、3人の息子をもつ母。美容誌をはじめ、各女性誌で連載をもつ他、コスメブランドのアドバイザーを務め、 女性を美しく導く製品の開発、プロデュースを行っている。書籍の累計発行部数は170万部を超え、神崎ファン待望の初の料理本『神崎 恵のおうちごはんーさあ、なに食べる?』(扶桑社)が発売に。3人の息子たちに作っている、全126レシピが話題に。
【Scene】 セットアップを着こなす日
ヌードカラーでつくる濃密透明感メイク 「直線と曲線」。この相反するものが重なるときの、香るような美しさに心惹かれます。やわらかな肌、細い手首にメンズの時計が重なると、その手はよりやわらかさを香らせるし、ハンサムなジャケットの肩に落ちる巻き髪は、その艶感で全身を包み込むように艶めく。言葉では説明しきれない、この特有のムードが持つ温度感が、ひとを美しく見せるものだなと感じます。いつからか、ドレスを纏う人の美しさより、ジャケットやシャツをさらりと羽織る人の美しさに、心掴まれるようになりました。これもまた、あの温度感。やわらかく丸みを含んだ女性の体を直線が包み込む。そこに、唇や髪、まつ毛といった甘やかなパーツが重なる。ハンサムから生まれる色気や可憐さ。それは可憐な服、色気のある服を着たところで出せることのない、蒸気のようにこぼれ香るムード。この雰囲気を纏う、楽しみを味わって欲しいと思うのです。今季ならジレやベストとパンツのセットアップ。黒やベージュもいいけれど、「美しさ」を追求するなら、白一択。目に見える全てを潔く白でまとめます。 そのときのメイクは、ヌーディなワントーン。強い色は使わず、肌の延長線にのる色だけを唇、まぶた、頬に広げていく。ポイントは唇。たっぷりの潤いとボリュームで存在感を高め、華と色気を立たせていくことで、目立つ色はなくとも顔の印象は濃密に。まろやかな色が顔全体に広がるから、顔から下の透明感と引き立て合い、さらに、明度の高い空気感が出来上がる。