マリンピア神戸、待ってました再オープン 開店前から長蛇の列 オープニング式典に槙野さんら
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神戸市垂水区の大規模商業施設「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」が26日午前、建て替え工事を終え再オープンした。昨年1月から1年10カ月余りの休館を経ての再開で、開店前には約1500人が列をつくるなど待ちわびた多くの買い物客らでにぎわった。 【写真】大勢の客が訪れた真新しいマリンピア神戸の店内 1999年に兵庫県内初のアウトレットモールとして開業。初の大規模な建て替えに着手し、敷地面積は約1・3倍の約10万平方メートルに広がった。店舗数も15店増の145店舗になり、うち20店舗が関西のアウトレット初の出店となった。 この日は開店前から長蛇の列ができ、カウントダウンでオープンすると順番に入場。ファッションやスポーツ、アウトドア用品などずらりと並ぶ店舗を見渡したり、お目当ての商品を探したりしていた。カプセルトイ(ガチャガチャ)450台が設置されたゲーム大手「カプコン」の店舗は国内のアウトレット初で、多くの人が集まった。 中国から来日して日本語学校に通う張崇さん(30)=神戸市兵庫区=はカプコンの店舗でキャラクターグッズを数十個購入。「中国の友人にも送る」と喜んでいた。 飲食コーナーも充実し、瀬戸内海が見渡せる2階のフードコートでは、さっそく神戸ビーフを使ったハンバーグなどを味わっていた。 屋外に設けられた人工ラグーン(外海から隔てられた水域)エリアでは、アスレチックなどのアクティビティなども楽しめる。 オープニング式典では、サッカー男子元日本代表でヴィッセル神戸でも活躍した槙野智章さんも登壇。自身もアウトレットに家族や友人とよく行っていたといい、「みなさんもすてきな時間を過ごして」と呼びかけた。久元喜造神戸市長は「ゆくゆくは神戸空港から直接船で来られる構想も考えている」と話した。(石川 翠)