【MLB】マーリンズがワガマンとメジャー契約 今季エンゼルスでメジャーデビュー 便利屋ブルハンがDFA
日本時間12月21日、マーリンズはエンゼルスからノンテンダーFAとなっていたエリック・ワガマンとメジャー契約を結んだことを発表した。年俸は明らかにされていないが、今季メジャーデビューして18試合しか出場していないことを考えると、メジャー最低年俸に近い金額になると思われる。なお、マーリンズはロースターの40人枠がフルに埋まっていたため、ワガマンが加入する枠を空けるために、ユーティリティ・プレーヤーのビダル・ブルハンをDFAとしている。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のワガマンは2017年ドラフト13巡目指名でヤンキースに入団。2023年オフのルール5ドラフト(マイナーリーグ部門)でエンゼルスへ移籍した。今季はマイナーAA級とAAA級で合計121試合に出場し、打率.274、17本塁打、60打点、10盗塁、OPS.808とキャリアハイの成績をマーク。その活躍が認められ、9月にはメジャー昇格を果たして18試合で打率.250、2本塁打、10打点、OPS.673を記録したが、11月にノンテンダーFAとなり、新天地を探していた。 マーリンズは今季途中にジャズ・チザムJr.とジョシュ・ベルを放出したほか、今オフにはジェイク・バーガーをトレードしており、内野陣はかなり手薄な状況。現時点では一塁ジョナ・ブライド、二塁オットー・ロペス、三塁コナー・ノービー、遊撃ゼイビアー・エドワーズというレギュラー陣が予想されているが、指名打者のレギュラーが務まりそうな選手も不在であり、一塁と三塁を中心に内外野の両コーナーを守れるワガマンがレギュラー争いに加わる可能性は十分にありそうだ。 DFAとなったブルハンは俊足を最大の武器とする26歳のユーティリティ・プレーヤー。メジャー4年目の今季は自己最多の102試合に出場したが、打率.222、2本塁打、16打点、5盗塁(失敗6)、OPS.622と結果を残せなかった。また、敗戦処理として2度登板し、日本時間9月20日のドジャース戦では大谷翔平に被弾。「3打席連続アーチの3本目を打たれた選手」として日本でも有名になった。