能登半島地震の被災地の図書館では大量の本が棚から落ちるなどの被害が出ています。 そんな中「日本図書館協会」は、支援を考えている人々に対し「被災地、特に避難所に直接本を送ることはやめましょう」と呼び掛けています。 その理由は過去の被災地支援から得られた教訓だといいます。 鈴木隆副理事長は「図書という物体ですから大量に送られてくれば場所を取るし、整理をしなきゃいけない。この時（東日本大震災）に送られた本の中には、１０年後くらいにやっと処分が済んだというケースもあった」と話します。 さらに「本を買うという行為があって、初めて本が流通していくという側面もある」ということで、被災地の書店の経営に影響を及ぼす恐れもあるといいます。
ABCテレビ
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