ブルUバン【3】「柿本レーシングの一員になれたことが誇りです」手探りのL型4気筒チューニングに挑む
[3/7]今から30年ほど前、L型チューン全盛期。柿本レーシングは名実ともにチューニング界を制した。ここで紹介するブルーバードUは、L型チューンの伝説ブランド「柿本」の魂を宿すチューンド。オーナーは、あえて4気筒、しかもバンのボディで、L型4気筒チューンの新境地を切り開く。 【画像27枚】点火チューンに永井電子機器製ウルトラのMDIデュアルを投入。低速から高速まで、強力かつ安定した点火でエンジンの性能をフルに引き出す 【1973年式 日産 ブルーバード U バン Vol.3】 「電話で、クルマがブルーバードとは聞いていましたが、まさかバンとは思いませんでした(笑)。L型とはいえ4気筒はパーツが少なく、データも6気筒ほどじゃない。手探りのチューニングになることは伝えて、お引き受けしました。自分としても新たなL型チューンに挑戦する気持ちで」。 そう話すのは、主にパワートレインのチューニングを担当した塩路和範さん。ちなみに塩路さんは、柿本レーシング全盛期の頃はプライベーターとして活躍。自身の手で仕上げたL型で、ベストタイムを10秒台に突入させた経歴を持つスゴ腕だ。 「柿本レーシングは、自分もドラッグに夢中だった若い頃、目標にしたL型チューンの最高峰。一員になれたことは誇りです」とオーナー。 初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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