小池都知事定例会見12月2日(全文1)横浜市からの文書は昨日見た
バレーボール会場の見直し
共同通信:共同通信のコヤナギです。バレーボール会場の見直し、ちょっと話が戻るんですが、知事はクリスマス前までに決定されたいご意向を示されてると思うんですけども、あらためて4者協議の場で議論して決定するのか、それとも知事が都としての判断を示して、それを結論とするのか、どういう結論の導き出し方を考えているのか教えてください。 小池:IOCの方々、そしてリオの関係者を含めてデブリーフィングというのがこの間行われました。で、こういったことをまた、バレーボールのためだけに行うということは事実、考えにくいと思っております。現実に私もよくIOCの幹部の方々といろいろとやり取りはいろんな形でいたしておりますし、その結論を得るためにはさまざまな方法があろうかと思っております。それについては今後、どういう形かっていうことは関係者間での協議をしていくこととなろうかと思います。 これも1つ働き方なんですけれど、今、グローバルな企業というのはテレビ会議から、いろんな形でやってますので、そこで顔を合わせてなんぼの話っていうのはもはや、特に国際的な協議の場合は少なくなってると考えたほうがよろしいのではないかなというふうに思っております。いずれにしましても、これからさまざまな会場の問題はまだまだあるわけでございまして、適宜、その結論が出るにおいて、それぞれの場で結論が出ることにおいての、それを全体への結論に導くための方法はいくつかあろうかと思います。 共同通信:確認なんですけど、そうすると知事がまず都としての判断を示された上で、テレビ会議なのかなんなのか分からないですけど、そこで確認するという形。 小池:その前にやはり国内としてどう、それをどういうふうに結論付けるかというのは同時並行で行うべきだと思っております。もしくは先に国内的にまとめていくということかと思います。
カジノを含む統合型リゾート施設の整備を推進について
東京新聞:東京新聞のサカキバラといいます。カジノを含む統合型リゾート施設の整備を推進する法案が衆議院の委員会で可決されました。もともと東京五輪を前にという狙いで検討されてきた経緯もあると思いますが、あらためてになりますが、統合型リゾート施設とカジノ、それぞれに対する知事の考え方をお聞かせいただけますか。また、IRの東京都への誘致についてどうお考えになるのか。よろしくお願いいたします。 小池:今日は国会のほうでいくつかの法案が審議をされ、また院のほうで可決したというニュースが入ってまいりました。IRにつきましての法案が可決をしたというふうに聞いているわけでございます。これについていろいろとこれまでもご議論があったところかと思いますので、今後とも、さらに議論の中身なども注視しながら見て、検討、どうあるべきなのか、東京都とすればどうあるべきなのかということについては検討していきたいと思っております。 そして、どこ行ったかな。東京都としてどうあるべきかということはその中身がどんな議論になっていくのかということも含めて対応していきたいと思っております。それから、やはり観光振興ということが東京にとりましての一番大きなポイントであるかと思いますけれども、そのほかの懸念材料等々も国会の中で議論されておりますよね。で、そういったこともよく見ながらどう、どのようにすれば一番良い形で東京都としてできるのかについては引き続き検討を進めていきたいと、こう思っております。 質問が出なければ、チャンスがないので、こっちから言っちゃっていいですか。無電柱化の、はい、推進法案も衆議院で委員会のほうで可決されましたので、はい。ということで私の積み残しの別の法案、どうやら産声を上げそうなので、聞かれもしないですけれども、ご報告させていただいて、しっかりと成立を見守りたいと思っております。 東京新聞:知事はもともとIR議連に参加されていて、IRについては推進というお立場で、あらためてちょっと確認になってしまいますが。 小池:観光振興という点では、IRというのは、これは以前からも議論されているとおり、プラスということだと思います。一方、社会的な懸念等々も議論されているところでございますので、そこは総合的に見ていくということです。 東京新聞:ありがとうございました。 小池:はい。 【連載】小池都知事定例会見12月2日 全文2へ続く