小池都知事定例会見12月2日(全文1)横浜市からの文書は昨日見た
イクボス宣言関連について
東京新聞:東京新聞のホウジョウと申します。よろしくお願いいたします。先日、全国知事会でイクボス宣言が採択されましたが、知事もイクボス宣言されて約3カ月たちます。それに関連して3点お尋ねいたします。 イクボスは自らの仕事と私生活を楽しむことができるということも含まれますが、自己採点されるとしたら 点ぐらいでしょうか。また、併せて都の管理職もイクボス宣言しましたが、現時点でのイクボス達成度はどのぐらいか、さらに伸ばしていくためにどのような工夫をお考えでしょうか。最後、都内の企業へもイクボスを広めていくために、都独自のイクボスアワードの創設などお考えでしたら教えてください。よろしくお願いいたします。 小池:まず、最初のイクボス宣言、もしくはライフ・ワーク・バランスのお尋ねだったと思いますけれども、私自身は採点すると、はっきり言って最低ですね。24時間営業みたいなところがあります。どこにいても次は何をしようかとか、こんなのをやれば面白いだろうなとか、本当に、趣味といえば趣味ですね。よって、あまりいい見本ではないかもしれません。 2つ目で、都庁の皆さんもだいぶ意識改革が進み始めたように思います。もう一度、ボス宣言をされた方々がどうなっているのか、この点についてはまた、調べてみたいと思いますけれども、こういうのをやり始めると、最初はその気になっても、途中からまた元に戻るという傾向がよくございますので、いいご質問をいただいて、これをきっかけにまた確認したいと思います。 それから、民間企業でありますけれども、すでにこのライフ・ワーク・バランスについての都としての後押し、これについて確か700社の企業がご賛同いただき、連携をして、そして、このなんて言うんでしょうか。都庁の場合は8時退庁ということを進めているわけでありますけども、こういった流れを東京の企業、東京の企業っていうことはむちゃくちゃ多いっていうことですけれども、ここが進んでいくということはいい傾向だと思っております。ぜひこれからもこの点については進めていきたいと思っております。 それから、今日も法人税が少し、アベノミクスの陰りでうんぬんっていう記事を見掛けましたけれども、特に東京都っていうのは法人税に頼るところが非常に大きい。ちょっとこのあと、この先どうなるかなと若干危惧をするところですが、アベノミクスの一番弱いところは内需の拡大が遅れているということであります。この8時退庁ということで、これを進めることによって、私はむしろ内需の拡大ということにつながるんじゃないか。一生懸命、貯金をする方もおられると思いますけれども、いろんな広がりがあるのではないかなと思っておりますので、この時間の使い方がむしろ、今一番欠けている日本経済の部分ではないかなと、こう思っております。 東京新聞:ありがとうございました。