宮田笙子、初優勝「練習は裏切らない」2位以下に2点差以上の圧倒V 五輪代表大きく前進「もっといい演技を」
◆体操 ▽パリ五輪代表選考会兼個人総合全日本選手権 第3日(13日・高崎アリーナ) 女子決勝が行われ、予選首位通過の宮田笙子(順大)が、予選との合計109・798点で初優勝を飾った。 最初の跳馬で全体トップの14・333点を出し、好スタートを切ると、段違い平行棒でも同2位の13・700点、平均台は同4位の13・633点、最後に演技した床運動では同3位13・166点と、大きなミスなく安定した4種目を並べた。 宮田は過去22、23年のNHK杯を制し、世界選手権の代表となるも、これまで、全日本でのタイトルがなかった。全日本前には決まってけがに苦しめられ、練習を積めてこなかったが、今回は「自分らしさをちゃんと自分で把握して、研究しながらたくさん考えて練習してきた」とトレーニングを重ね、その表情から自信をあふれた。成果が実り、「練習は裏切らないところを今日は見せられた」と笑顔だった。 2位以下に2点差以上をつける圧倒V。五輪代表は、全日本の得点を持ち越して争われる5月のNHK杯(高崎アリーナ)で上位4人が自動決定する中、好発進し、「はじめが大事になってくる。いいスタートが切れた。来月はもっといい演技を、っていうのを心がけて演技したい」と語った。
報知新聞社