歓喜の流通経済大柏イレブン

　6月12日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ（総体）千葉予選の県大会準決勝で高円宮杯 JFA U－18サッカープレミアリーグ2024 EAST勢の流通経済大柏が日体大柏を2-0で下し準決勝を突破した。 　流通経済大柏の榎本雅大監督は「結構緊張する選手が多くていつもは最初バタバタしちゃうんですけど、今日も相手が前から来るだろうと予測はしていたんですが、勝ててよかったです」と安堵の表情を浮かべた。 　この試合2ゴールを決めチームの勝利に大きく貢献したMF7和田哲平(3年)について榎本監督は「少し疲れがたまっていたようですが、昨日の練習で結構シュートが決まっていたので『今日(ゴールが)あるんじゃないの』という話をしていた。2発とも良いシュートでした」と評価した。また日体大柏の攻撃を前半のシュート2本に抑えたGK1加藤慶太(3年)、DF3富樫龍暉(3年）、DF4那須琉世(3年)ら安定した守備陣に対しても「GKを含めて那須、富樫はプレミアでもかなり体を張っている。前線の選手たちはかなり感謝している」と賛辞を忘れなかった。 　「まだまだ伸びしろのあるチーム。この伸びしろを活かすために一番いいのが経験だと思っている。全国に何とか行って、勝ち取って、彼らにそういう経験をさせたい」 　高円宮杯 JFA U－18サッカープレミアリーグ2024 EASTで(6月13日現在)で負けなしの首位を走るチームに大舞台を経験させたいという思いを持つ榎本監督。2021年以来の全国出場に向けて、指揮官は「千葉県の決勝、レベルの高さは周知されていると思うので、自分たちとしても良いサッカーをして力を出さないと勝てないというのは分かっています。気合を入れて良い準備をして臨みたい」と意気込みを語った。 (文・写真＝古部亮)