松戸市民劇場で「平和の集い」 市内中学生の長崎訪問報告、コンサートなど
松戸市が主催する「平和の集い」が11月24日、松戸市民劇場ホール(松戸市本町)で開催される。(松戸経済新聞) 【写真】「平和の集い」で行う「地球のステージMATSUDO2024」 市は1985(昭和60)年に行った「世界平和都市宣言」に基づき、核兵器の廃絶と世界の恒久平和を祈願し、平和意識の高揚を図る目的で、平和の集いを2006(平成18)年から行っている。今回は3つのプログラムを用意する。 「平和大使長崎派遣報告会」では、8月に長崎市に「平和大使」として派遣した市内在住の中学生が、長崎での活動を通じて学んだことや感じたことを発表する。平和大使と市内在住の世界各国出身者が平和について考え、意見交換した「ピースセッション」の成果発表もある。 「地球のステージMATSUDO2024」では、旧ユーゴスラビア、カンボジア、東ティモールなどで医療救援活動を続ける医師の桑山紀彦さんが、紛争、災害、貧困の地でたくましく生きる子どもたちの姿を音楽と映像と語りで伝える。 そのほか、12時30分~13時と終演後に、広島市の原爆被害などを視聴できるVR(仮想現実)ゴーグルの体験会を行う。定員は各8人。会場で先着順に受け付ける。 松戸市総務部総務課の望木海登さんは「戦争を経験した方が少なくなっていく中で、戦争の悲惨さや平和の尊さを次の世代へ継承していくことが大変重要だと考えている。争いを起こさないためにどのようにしたら良いか、自分にできることは何かということを、見ている方それぞれが考えるきっかけになれば」と来場を呼びかける。 開催時間は13時~15時30分(12時30分開場)。入場無料。定員は先着200人。
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