【ホープフルS予想】推せるタイプはどんな馬? 過去データから探るGI・ホープフルS
今年の中央競馬もいよいよ開催は最終日。12月28日(土)は「中山・京都」2場。GIレースは2歳の中距離頂上戦・ホープフルS(GI・中山・芝2000m)が行われる。 【写真】クロワデュノールのこれまでの軌跡 過去10年データを使ってヒントを見つけるこのコーナー。今週はこのホープフルSでの馬券ポイントや狙いどころを探していこう(注・ホープフルSは17年以降GIレース。今回はGIになってからの7年分データとする)。 1.1番人気は強いけれど…? いつものように上位人気馬のチェックから。 ホープフルSでの1番人気馬は過去7年で5勝。成績は[5-0-0-2]。GIになってからの4年連続と昨年の勝利で、それ以外は馬券圏外となっている。サートゥルナーリア、コントレイル、そして昨年は今年の有馬記念を勝った牝馬レガレイラなどが勝っている。 一方、2番人気馬は1勝、成績は[1-2-1-3]。馬券圏内としてはまずまずの成績。ちなみに3番人気馬は[0-2-1-4]。残り1勝分は、22年14番人気で勝利したドゥラエレーデとなる。全体的には「1番人気優勢」といえるが、10年分のデータが揃っていないだけに、傾向はまだ掴みにくい状態だ。 2.馬券になっていない人気馬は? 過去7年で、馬券圏内になっていないのは5番人気と9~12番人気馬。今年あたりはその穴が埋まる番かもしれないが果たしてどうなるか。 過去7年中、22年を除く6年はどちらかといえば堅めの決着だったが、それ以前のGII時代も含めると5年に1回ペースで荒れている感じはある。 昨年時点で、GII時代を含めると「人気薄で過去に好走多いのは8番人気馬」としたが、改めてGI戦だけのデータを見るとまだ顕著な傾向は出ていない。 3.前走ローテはどこからが狙いとなる? それでは、1着馬は前走どこからのローテーションが良いのか。 GIになってから7年間での1着馬は、前走・東京スポーツ杯2歳S(GII・東京・芝1800m)から3頭。萩ステークス(L・京都・芝1800m)からが2頭。あとは京都2歳S(GIII・京都・芝2000m)と、アイビーS(L・東京・芝1800m)から1頭ずつとなっている。 なお22年14番人気で1着ドゥラエレーデは前走4着、昨年13番人気で3着サンライズジパングは前走15着からとなっているが、馬券圏内21頭をデータにすると、それら以外は前走1着か2着がほとんど。軸馬にするならば前走上位好走タイプのほうが良さそうだ。 4.ほかに有利不利材料は…? 過去7年、勝ち馬は4枠と6枠から2頭ずつ出ているが、全体的にみればあまり偏りは出ていない。馬券圏内21頭をみてもそれは同じだ。まあやや中枠有利という程度である。 次に脚質。これは逃げて馬券圏内になっているのは、22年2着のトップナイフくらい。ほかは惜しい好走はあるが、馬券圏内キープとはなっていない。 一方の上がり最速タイプは好走多め。ただ馬券になっている馬でも上がり35秒台が多く、一瞬のキレ勝負という感じではなく、ある程度前目につけて上がりも使えるタイプのほうが合いそうだ。