【パラダイスS・調教採点】シュトラウス稽古絶好でも半信半疑 坂路で好タイムの関西馬が虎視眈々
[リステッド・パラダイスステークス=2024年6月23日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝1400メートル] 【パラダイスS】調教タイム一覧 舘林(美浦南)東京はラスト2週が平地重賞なし。さすがに最終日のメインがオープン特別では締まらないぞ。 山河(美浦坂路)まあ、カレンダー上ではすでに夏季競馬ですからな。格言通りに調子をしっかり見極めて、終わり良ければすべて良しとしてください。 舘林 動きだけならシュトラウスがとにかく抜けているぞ。先週から杉原が稽古の手綱を取って前半の折り合いはばっちり。もともと稽古は動く馬だが、前半でシッカリ貯金をつくれている分、しまいの伸びは文句なしだ。 山河 で、その動きを実戦でも再現できるんですか? 舘林 それが分かれば、この馬の取捨は簡単なんだが、正直やってみないことには…。 山河 ほかにも3歳馬が参戦してきますね。重賞実績はシュトラウスに負けていません。 舘林 ロジリオンは今週はサッと流した程度だが、時計がかかる馬場状態を考慮すれ時計は上々。フットワークも実にシャープだったぞ。何より1週前は(美浦ウッド)6ハロン79・9ー11・1秒を楽々とマークだから大一番の後でも仕上がりに問題はない。オーキッドロマンスも引き締まった馬体で活気十分の動き。前走(葵S10着)を使って状態は確実に良くなっている。 山河 劣勢ムードの古馬勢で、強いて挙げるなら? 舘林 アサヒは調教では良く見せるタイプとはいえ、僚馬を脚色で圧倒したからな。前走(安土城S5着)時のデキはしっかりとキープしているぞ。で、わざわざオープン特別に遠征してくる関西馬はどうなんだ? 松浪(栗東トラック)ボルザコフスキーは長めから追って好タイムをマーク。ただ、調教はいつも動くタイプだから取捨は難しいなぁ。 清水(栗東坂路)メイショウチタンは文句なしに好調教を消化だから重い印を打って構わないですよ。稍重でいつもより時計がかかった坂路でラスト1ハロン12・3秒は間違いなく好タイム。シャープなフットワークからも状態アップは間違いありません。やはりラスト12・2秒としっかり伸びたグレイイングリーンも押さえれば取り逃しはないでしょう。
東スポ競馬編集部