「社長とはできませんと…」“紀州のドン・ファン殺人公判”須藤早貴(28)が主張した事件最大の核心 新婚初夜に「ゴム手袋使って」夫は「もうダメだから覚醒剤を」
〈「社長の周りにいる女は全員売春婦」“紀州のドン・ファン殺人公判”地元&夫の会社で出演AV作品を見られ…須藤早貴(28)が法廷で爆弾発言をした理由〉 から続く 【写真】「社長とはセックスできません」須藤早貴容疑者(28)の“花嫁姿” 和歌山地裁で行われている須藤早貴被告(28)の裁判員裁判は、11月8日の第19回公判から、いよいよ被告人質問に突入した。問われているのは、元夫で和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助氏(享年77)に対する殺人罪と覚醒剤取締法違反の罪。無罪を主張する須藤は、野崎氏との異様な夫婦関係を明らかにする必要があった。( #7 から続く) 須藤は黒いパンツスーツに白いマスク姿で出廷。証言台では、弁護側の質問に対し、夫である野崎氏を「社長」と呼びながら応じていく。
「社長とはセックスできません」「生理的に無理だな」
知人づてに野崎氏を紹介されたのは2017年12月。田辺市で初めて野崎氏本人と対面した日、「今日は会いに来てくれてありがとう」と、帯封付きの現金100万円を渡された。 「びっくりして『いいんですか?』と聞いたら、社長から『結婚してください』と言われました。冗談かと思って、『毎月100万円くれるならいいよ』と、私も冗談で返しました」(須藤の証言内容より) 以降も野崎氏から熱烈な求婚を受けた須藤は、2度目に会った12月中旬、毎月100万円の小遣いのほかに、こんな条件を出す。 「田辺市がすごく田舎で何もなくて、こんなところに正直、住めませんと言いました。すると社長は、家政婦さんみたいに、『月1週間から10日間くらい来てくれればいいですよ』と。それと『社長とはセックスできません』とはっきり言いました。初めて会った時に、オムツをしているのを見て、生理的に無理だなと。正直に言いました」(同前) 野崎氏は「私はもうできないんです」と言いながら、愛人関係にある別の女性の存在を挙げた。それがX子さんだった。
新婚初夜に「ゴム手袋を使ってもいいですか」
「X子さんという昔からの交際相手が、大阪から田辺に2、3日に1回来て、抜いてくれると。そのことについては文句を言わないでくださいね、と言われました。X子さんだけは、社長を男にしてくれる、勃たせてくれる、射精させてくれる人だから、この人だけは切れないと。私は『どうぞ、お好きに』と言いました」(同前)」 一方で須藤は、野崎氏との出会いを「お金をくれるしラッキーだな。うまく付き合っていこう」と考えた。実際に12月21日と2018年1月31日、野崎氏から須藤の口座にそれぞれ100万円が振り込まれた。そして須藤は、前述の約束を守る条件で2月8日、野崎氏と戸籍上の夫婦になる。 「家族や友人には話しませんでした。月100万円で契約した結婚なので、愛のある普通の結婚とは違います。わざわざ伝える必要はないと考えました」(同前) 須藤は“愛のない初夜”についても法廷で赤裸々に振り返っている。その日、夕食を済ませた後、須藤は野崎氏から自宅2階の寝室に呼ばれた。野崎氏は、入浴と歯磨きを済ませた状態で、全裸のままベッドの上に仰向けになっていた。 「社長は『初夜なので、あなたもこっちに来てください』と。私が『セックスとか性的なことはしない約束だよね』と言うと、『セックスはできないのでしなくていいです。でも触ってほしい』と言いました。私はイヤだったので『ゴム手袋を使っていいですか』と言い、怒られるかなと思いましたが、社長は『それでもいいのでお願いします』と」(同前) 須藤は1階のキッチンから持ってきたゴム手袋を装着して、野崎氏の陰部に触れる。まるで汚物扱いだった。
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