ファン投票でオールスター出場が決まりポーズを決める日本ハムの選手たち（左から郡司、上川畑、万波、山崎、マルティネス、田宮、河野（撮影・高橋　茂夫）

　「マイナビオールスターゲーム2024」（23日＝エスコン、24日＝神宮）のファン投票最終結果が2日に発表され、パ・リーグは日本ハム勢からDH以外の9部門、球団では史上最多の9選手が選出された。万波中正外野手（24）が両リーグ最多の131万4833票を集めた。 　2年連続最下位から躍進する日本ハムが、球宴ジャックだ。本拠地・エスコンフィールドで第1戦が初開催となり、球団では78、12年の8人を上回る最多9人が選出された。 　両リーグ最多得票の万波は、球宴で100万票を超えたのは07年の楽天・山崎武司以来、17年ぶりで「本当に驚いている」と感謝した。選手間投票で初出場した昨年の第2戦で2戦連続アーチを放ち、MVPを獲得。日本ハム勢は22年の清宮に続く2年連続のMVPだった。初のファン投票での出場へ「特別な試合。本塁打を打ってMVPを獲りたい」と“御礼弾”を誓った。 　6年目捕手の田宮も初選出された。今季は打率3割台をキープするなど大ブレーク。1日現在でリーグトップの盗塁阻止率.412を誇る強肩は名前の裕涼（ゆあ）から「ゆあビーム」と称され、「去年まではファームでやっていたのでうれしい。“ゆあビーム”を出せたら」と笑った。 　捕手登録の2人も別ポジションで選ばれた。三塁で郡司が選出され、一塁で選出されたマルティネスは「選んでいただいて誇りに思う」と感謝した。 　選手間投票は4日、監督選抜は8日に発表。最後の1人を選ぶ「プラスワン投票」の結果が出る17日にメンバーが出そろう。