自公国の政策協議の枠組み固まる 立民と公明とも会談 榛葉氏「各党と等距離で進める」
国民民主党の榛葉賀津也、公明党の西田実仁両幹事長は1日、国会内で会談し、両党で案件ごとに政策協議を進めることを確認した。国民民主と自民党とは合意済みで、3党の枠組みが固まった。年収が103万円を超えると所得税が発生する「年収の壁」の金額引き上げ、自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けた政治改革や国会改革の実現、党首会談の開催でも一致した。 国民民主が最優先事項にかかげる「年収の壁」を巡り、西田氏は会談で「チームを作り、『年収の壁』を突破できる政策を作っていこう」と呼び掛けた。榛葉氏は会談後、「『手取りを増やす』ということに理解をいただいた」と歓迎した。 これに先立ち、榛葉氏は立憲民主党の小川淳也幹事長と国会内で会談。調査研究広報滞在費（旧文書通信交通滞在費）を含む政治改革の実現に向けて協力を進め、他党と同様に案件ごとに政策協議する方針を確認した。国民民主の玉木雄一郎、立民の野田佳彦両代表の会談を5日に開くことで一致した。 一方、両党の支援組織である連合が間に入り、憲法や原発などの基本政策に関して話し合う必要性も共有した。榛葉氏は会談後、政党間の政策協議について「各党と等距離で進める」と記者団に語った。
