九州産馬ヨカヨカ以来の北九州記念3歳馬Vへ 前走葵S組が軽量を生かして粘りこむ
今年の北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)は3歳馬が主役だ。ピューロマジック(牝3)、ペアポルックス(牡3)、ナナオ(牝3)の3頭が、21年のヨカヨカ以来となる3年ぶりの3歳馬Vを目指す。 【写真】葵S覇者ピューロマジック これまで北九州記念では9頭の3歳馬が勝利している。しかし、06年に1200m戦になって以降に限ると、21年のヨカヨカの1勝のみ。19年のディアンドルなど2着が3回、3着が3回、4着が4回あるが、あと一歩で勝利に届かないケースが目立つ。 今年は強力3頭がエントリーしている。5月の葵Sの1~3着馬。もちろん、最有力は逃げ切ったピューロマジックで、圧倒的なテンのスピードは古馬にまじっても引けを取らない。さらに2着のペアポルックスは1週前の坂路で好時計をマークして、出来上昇のイメージ。3着のナナオもオープン2勝の実績を誇るだけに、五分以上の評価が必要だ。 中距離だった72年以来で52年ぶり、そしてスプリント戦となって以降では初の3歳馬ワンツーまであるかも。軽量を生かしての先行粘り込みを期待したい。