【パリ五輪】女子レスリングのビネシュ・ビネシュ〝血抜き減量〟失格…その後は政治家へ劇的転身
【パリ五輪で話題になった選手たち(3)】パリ五輪レスリング女子50キロ級で決勝に進みながら、体重超過で失格となったビネシュ・ビネシュ(インド)は、壮絶な減量でも話題となった。 【写真】州議会議員に当選したビネシュ・ビネシュ ビネシュは初戦で東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)を撃破。その後も強豪を破り、翌日の決勝進出を決めた。しかし、決勝当日朝の計量で100グラムオーバー。髪の毛を切り、血抜きも行う壮絶な努力をしたが、体重を落とし切れず失格に。引退を表明した。また、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に銀メダルを求め提訴したが、却下された。 悲劇のヒロインとしても絶大な支持を集めたビネシュは、その後に政界へ進出。「レスリングのキャリアに注いだのと同じだけの献身と努力で、人々、特に女性を助けたい」と記者会見で語った。インドメディアによると、10月のハリヤナ州議会議員選挙のジュラナ選挙区に立候補し、6万5080票を獲得して見事に当選した。 スポーツ専門サイト「ESPN」インド版は2024年で最も衝撃的な瞬間となった10枚の画像を選出。ビネシュの失格シーンを選出した。スポーツ界から政界へと転身したレスラーの2025年にも注目が集まりそうだ。
東スポWEB