オイシックス“挑戦のシーズン”を総括!球団経営に手応えもドラフト指名は…「もう少し呼んでもらえるかと」 新潟一筋18年の稲場大樹選手は涙の現役引退
NST新潟総合テレビ
9月に今シーズン初参入したNPBファームリーグでの戦いを終えたオイシックス新潟アルビレックスBC。11月5日開かれた会見で、池田社長は「明るい一歩を踏み出せる貴重なシーズンになった」と振り返りました。
■今季ファームリーグ参入!球団経営に手応え
【新潟アルビレックスベースボールクラブ 池田拓史 社長】 「課題も見つかった年ではあったが、一方では、確かな未来に向けての明るい一歩を踏み出せる貴重なシーズンになった」 今シーズンからNPBの2軍にあたるファームリーグに参入したオイシックス。 球団は1試合平均来場者数リーグ1位や5人の選手のNPB輩出など4項目を目標に掲げ、シーズンに臨みました。 結果、リーグ全体の勝率は目標の4割に届かなかったものの、ホームゲームでは勝ち越し。1試合あたりの平均来場者数はイースタンリーグ3位となる1247人を記録しました。 【新潟アルビレックスベースボールクラブ 池田拓史 社長】 「皆さんの力強いサポートというか熱量を感じた。2年目につなげていけるなと心強く感じた」
■ドラフト指名では課題も「もう少し呼ばれるかと」
球団経営に手応えを感じましたが… 【オイシックス新潟アルビレックスBC 橋上秀樹 監督】 「正直、もう少し名前を呼んでもらえるかなという思いで見ていた」 リーグ首位打者やセーブ王などタイトルを獲得した選手がいながらもドラフト指名されたのは育成で1人のみ。NPB経験者も復帰を果たすことができませんでした。 【オイシックス新潟アルビレックスBC 橋上秀樹 監督】 「何が足りなかったのかというのを、今後もこのチームの大きな課題となって改善していくこと」
■稲葉大樹選手が現役引退「サポーターに助けられた」
新潟の野球界にとって新たな1ページが刻まれた一方で、18年にわたって新潟を支え続けた稲葉大樹選手が現役を引退します。 【オイシックス新潟アルビレックスBC 稲葉大樹 選手】 「現役生活を振り返ってみれば、苦しいことのほうが多かったように思うが、サポーターの皆さんの大きい拍手や声援に助けられ、ここまで前を向いてこられたと思っている」 BCリーグが創設した2007年に入団し、一時はコーチも兼任しながらチームを支えてきました。 スタッフから花束が手渡されるとその目には涙が… 【オイシックス新潟アルビレックスBC 稲葉大樹 選手】 「(橋上監督に)教えてもらったこと、訓練を受けてきたことが野球人・稲葉大樹としての血となり、肉となり、野球界で活躍できたという感謝の気持ちが一番ある。橋上さんがこのチームに置いていってくれたものをしっかり僕が受け継いで、若い選手とこのオイシックスにどんどん残していきたい」 稲葉選手は今後も球団に残り、選手をサポートする予定です。
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