柏で練習に励むFW細谷真大（中央）

　柏レイソルのFW細谷真大（23）が、残留を決めた思いを語った。チームは9日、柏市内で本格的に始動。昨年末、複数のクラブからの正式オファーがあった中、柏に残留することを決めた。細谷は「いろいろ悩みました。でも、このチームのためにタイトルを取りたい。まだ何も出来ていないという所が一番強い」と明かした。 　23年は14得点だった。昨季はパリオリンピック（五輪）で活躍はしたが、チームでは6得点にとどまった。「去年はあまり活躍できなかった。自分の結果次第で（順位が）上に行けるのもあったと思う」とストライカーとしての責任を口にする。 　今季からリカルド・ロドリゲス監督が就任し、メンバーも様変わりした。細谷は「より攻撃的な方だと思いますし、小さなポジショニングの所は細かい指示がありました」と振り返り「1トップ、2トップ、シャドー、サイドハーフも出てくると思うのでどこでも対応できるような準備をしていけたら。そこも楽しみではある」と話した。 　FWとして目標はもちろん、2ケタ得点。来年にはワールドカップ（W杯）北中米大会が控える。細谷は「コンスタントに選ばれないといけない。より結果にこだわらないと呼ばれない。国内組でもしっかりインパクトが残せるような活躍はしていけたら」と日本代表への思いも口にした。