由規が現役引退…仙台育英時代は甲子園歴代最速の155キロをマーク!プロでは通算32勝
BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズは由規(本名:佐藤 由規)投手兼任コーチの退団および現役引退を発表した。由規は仙台育英時代、2006年夏に初めての甲子園出場。翌年夏の甲子園にも出場して、智弁学園戦で最速155キロをマーク。甲子園での155キロは現在でも歴代最速タイ記録となっている。当時のドラフトでは成田・唐川 侑己投手(ロッテ)、大阪桐蔭・中田 翔内野手(中日)とともに高校生BIG3と騒がれる存在だった。2007年の高校生ドラフトでは5球団から1位指名を受け、ヤクルトが交渉権を手にする。 【一覧】プロ野球 8日までの戦力外・引退リスト 1年目から一軍登板を果たし、2年目は先発ローテーション入りし、高卒3年目の2010年には12勝を挙げるなど、順調にエースとしての階段を登っていたが、2012年から故障が相次ぎ、一軍復帰は2016年となった。16年から3年間は先発として、6勝を記録したが、18年に戦力外通告を受ける。19年には地元の楽天に移籍したが、一軍登板は1試合のみ。20年に2度目の戦力外通告を受け、21年からBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに入団する。先発投手として活躍しながら、22年には兼任コーチになり、23年7月に台湾プロ野球の楽天モンキーズに入団したが、結果を残せず、8月30日に解雇された。 帰国後、武蔵に戻り、今季まで投手兼任コーチという形でプレーをしていた。 <NPB通算成績> 91試合 32勝36敗 534.1回 454奪三振 防御率3.66