正月の縁起物「にらみ鯛」 加古川市で販売開始 30日まで焼き上げ続く
正月の縁起物「にらみ鯛(だい)」が27日朝から兵庫県加古川市尾上町長田の「加古川水産」の店頭に並んだ。正月三が日に箸をつけず、しばらく見る風習から「にらみ鯛」と呼ばれているという。26日から店頭販売の焼き上げが始まった。 【写真】意外に少ない?飲食店で餅を食べたい時の選択肢が話題に 同社は1932(昭和7)年創業。同市公設地方卸売市場の廃止で、2023年9月に現在地に移転した。 焼き上げは30日まで。胸びれと尾が勢いよく跳ね上がるように仕上げる。大型加熱調理機器により一度に十数匹を焼くことができ、今年は計約3100匹を予定する。 売れ筋は1キロ~1・2キロで、天然物1キロ4200円、養殖物1キロ4450円など。会長の柳本喜博さん(83)は「幸多い年になるよう願って食べてもらえたら」と話す。 年内は31日まで営業。営業時間は午前7時~午後5時(31日は午前11時まで)。同社TEL079・424・1271 (増井哲夫)