今年こそ新NISA!40歳~65歳まで老後2000万円をシミュレーション。年利ごとに必要な月の積立額はいくら?
2025年がはじまり、「今年こそ新NISAをはじめて資産形成したい」と考える方もいるでしょう。 ◆【シミュレーション結果と新NISA制度】貯蓄2000万円を25年で年利3%で運用の場合、必要な月の積立額はいくら? 新NISAがはじまってちょうど1年。運用益に通常は約2割かかる税金が非課税となる新NISAの開始で、長期的な資産形成がしやすくなりました。 ただ、年間投資枠が増えたり、つみたて投資枠と成長投資枠が併用できたりなど旧NISA制度に比べて自由度が上がったからこそ、リスクのある投資を行うには自身に合った運用をより考える必要があります。 今回は今年から新NISAをはじめたい方に向けて、制度の説明とシミュレーションをご紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【新NISA】つみたて投資枠と成長投資枠が併用できる
まずは2024年からはじまった新NISAの概要を確認しましょう。 ●新NISA「成長投資枠」 ・年間投資上限額:240万円 ・非課税保有期間:無期限 ・投資対象商品:上場株式・投資信託など ●新NISA「つみたて投資枠」 ・年間投資上限額:120万円 ・非課税保有期間:無期限 ・投資対象商品:投資信託やETF 非課税保有限度額(総枠):1800万円(うち成長投資枠1200万円)※枠の再利用が可能 新NISAでは従来のつみたてNISAが「つみたて成長枠」に、一般NISAが「成長投資枠」になりました。 また、新NISAでは「つみたて成長枠」と「成長投資枠」の併用が可能になり、年間投資上限額は成長投資枠で240万円、つみたて投資枠で120万円です。 他にも非課税保有期間が無期限になるなど、長期的な資産形成が可能となり、老後資金対策をしやすくなったといえるでしょう。
【新NISA】40歳~65歳まで老後2000万円をシミュレーション。年利ごとに必要な月の積立額はいくら?
新NISAのつみたて投資枠では、毎月一定額を買い付ける積立投資をおこなうことができ、長期的な資産形成に向いています。 公的年金は基本的に65歳から受給開始となっており、65歳からを老後と考える方もいるでしょう。 今回は40歳から65歳まで、一時期話題になった老後2000万円を貯める場合について、年利別にわけて月の積立額がいくらになるかをシミュレーションします。 ●40歳~65歳までで老後2000万円:年利別の月の積立額 ・年利1%:5万8708円 ・年利2%:5万1438円 ・年利3%:4万4843円 ・年利5%:3万3585円 ・年利7%:2万4690円 年利別にみると月の積立額は年利1%であれば約6万円近くですが、年利3%だと約4万5000円となり、年利7%では約2万5000円となりました。資産運用をおこなうことで、効率的に貯蓄がおこなえることがわかるでしょう。 ただし、投資にはリスクがつきものですし、運用成果も後にならなければわかりません。 つみたて投資枠の商品は301本あります(2024年10月24日時点)。それぞれ対象となる金融商品や地域などによってリスクはさまざまです。 新NISAは運用益にかかる税金が非課税になるため、そのメリットを生かすのであればリターンが見込める運用も一つですが、一方で見込めるリターンが大きいほどリスクも大きくなりますし、老後資金など使用目的が決まっていると積極的にリスクを取りにくいところもあるでしょう。 シミュレーションを重ねるとともに、リスクがあるからこそしっかり情報収集をして、ご自身に合った納得できる金融商品を選ぶことが大切です。