土屋太鳳『るろ剣』以来の“人生の師”佐藤健に「只者じゃないな。努力することを大切にするし、人を置いていかない」【日曜日の初耳学】
◆佐藤健のメッセージ 土屋太鳳は「いい意味で不器用」
土屋といえば高い身体能力を活かしたアクションスキルにも定評があるが、自身は「アクション女優っていうと、そこまでたどり着けていなくて…」という。そんな土屋が“人生の師”と仰ぐ存在が、2014年の映画「るろうに剣心 京都大火編」で初共演した俳優・佐藤健。当時19歳だった土屋に演技やアクションを教えて以来、師弟関係が続いている。 土屋は、佐藤の印象を「只者ではないなと思いました。努力することを大切にしているし、馬鹿にしないし、軽んじないし、人を置いていかない」と表現する。中でも、佐藤の懐の深さを表す“人を置いていかない”という表現に、林修も「最後の言葉がいいですね」としみじみ。 一方、佐藤は土屋の“一生懸命さ”に惹かれたという。放送でビデオメッセージを寄せた佐藤健は、土屋について「ただ単にダッシュするシーンも、見えなくなるまで全力疾走。絶対使うはずのないところまで。いい意味で不器用なところがあるから、もがきながらアクションもやっていたりするので、“こなしている画”にならないんですよね」と、その常に全力疾走な人となりを絶賛し、『るろうに剣心』シリーズで土屋が演じた巻町操についても「間違いなく彼女だから成立したし、魅力的なキャラクターになったと思っています」と語った。
◆全力で支えてくれた母の存在
幼少期から日本舞踊、クラシックバレエ、乗馬を習い、高校では俳優業の傍ら部活のダンスで全国大会にも出場。土屋の驚異的な身体能力は、こうした日々に培われた。その背景には、土屋と姉、弟の3きょうだいを全力で支えた母の存在があった。土屋にとって「母はセコンドみたいな人。中には入らず、外で掛け声をかける。インターバルになったらリカバーさせて、また送り出す。そんな人です」という。 そんな母が掛けた言葉が、今の土屋を支えている。「目の前だけがすべてじゃない。ちょっと隣に行けば違う世界がある」「人生の“粒”を大切にしなさい。一粒一粒を大切にすれば、人生全体がいいものになるはず」…。そんな言葉の一つ一つが、土屋の中で大きな指針になっている。