50歳の武田豊樹がシリーズ中の500勝達成に意欲 神山雄一郎の引退にも言及「自分はあともう少し頑張らなきゃ」/立川競輪G3
立川競輪場の「開設73周年記念・鳳凰賞典レース(G3)」は4日に初日を開催。一次予選11Rを走った武田豊樹(50歳・茨城=88期)に話を聞いた。 今シリーズの武田には明確な目標がある。それは残り1勝と迫った節目の通算500勝達成だ。この日は前を任せた片折亮太が藤井侑吾の弾丸先行に苦戦したが、強烈な差し脚を伸ばし2着まで飛び込んできた。 「思いのほか伸びは悪くなかったですね。片折君が気迫で巻き返してくれたおかげでしょう。今回は日にちが空いたししっかりトレーニングした成果とは思うけど、藤井君が強かったしさすがに1着は…」 二日目以降へ持ち越しとなったが、今節へかける思いは相当なものがある。それは昨年末に神山雄一郎氏が引退したことが大きく影響している。 「神山さんの引退があったし、年末はいろいろと考えましたね。自分はあともう少し頑張らなきゃと気持ちが入りました。もちろん自分だけではなく、関東勢は気が引き締まったと思う。そんな思いで今、走っています。年齢を重ねてからの1勝だから長いけど、今節中に達成したいです」と、モチベーションは高まるばかりだ。(netkeirin特派員)