【チャンピオンズC】サンライズジパングの武豊 2週連続G1制覇へ 名馬の帽子で気合
12月1日のG1・チャンピオンズカップ(中京ダート1800メートル)でサンライズジパング(牡3=音無)に騎乗する武豊が27日、共同記者会見に臨んだ。 ジャパンカップをドウデュース(牡5=友道)で制した鞍上には、自身18年ぶり6度目の2週連続G1制覇が懸かる。この日の会見にはジャパンカップで8着だったディープインパクト産駒最終世代、オーギュストロダン(牡4=A・オブライエン)の帽子をかぶって登場した。 ──先週、大仕事を果たして迎える今週は 「まずホっとしている。でも、すぐ大きいレースがあるんで切り替えてまた今週頑張りたい」 ──3歳馬で古馬に臨む 「先週との比較は特にないけど、3歳で古馬とのG1というのは胸を借りるという気持ちはある」 ──最終追い切りは 「馬も元気なのである程度しっかり負荷をかけても大丈夫と言われていた。動きもこの馬にとってはまずまずいい動きだった」 ──サンライズジパングの強みは 「まだまだ気性とかレース内容とか安定していないというか子供っぽいところがある。そのへんはあるけど、ラストの脚はしっかりしている。ポテンシャルは高い」 ──伸びしろ十分 「まだ強くなっている段階だと思う」 ──コースは 「左回りの方がコーナーがスムーズなので左回りはいい。ただ、器用さがない馬なので、もまれた時とか速いペースについていけるかとか、やってみないと分からない部分が多い」 ──展開は 「そんなにスタートも速くないし、道中もそんなに自分から進んでいくタイプではないので、まずはG1の速いペースについていけるかなというのはある」 ──斤量2キロ差 「ちょうどいいくらい。有利は有利。同斤だと厳しいかなと思うので、2キロのアドバンテージを生かしたい」 ──音無師がラストイヤー 「長年お世話になっている厩舎ですし、一緒にG1を勝てたらすごくうれしいなと思う」 ──意気込みを 「ここまで強いメンバーと初めて戦うので、この馬のまだ強くなっている段階というところで、今まで以上のパフォーマンスができればいいなと思って僕自身も期待している」