ラーメン通が唸った「醤油ラーメン」はまぐりと魚介の旨みが詰まった話題の一杯[FRaU]
食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。年間600杯以上のラーメンを食べている森本聡子さんが、話題の一杯をレコメンド。東京進出を果たした大阪の人気店で提供されるインパクトのあるラーメンです。
大阪の人気店が六本木へ完全移転 朝まで本格的な一杯が食べられる
「今回オススメしたいのは、大阪の『麺物語 つなぐ』による東京進出店『ROPPONGIつなぐ』です。店主は、THE関西人!なポップで明るいキャラクターの寺岡さん。六本木へ出店すると聞いたときは正直、意外でした」 地元の大阪・北加賀屋のお店を閉めて完全移転。「ROPPONGIつなぐ」は2023年6月にオープンしました。寺岡さんは「職人として、経営者として、2つの成長をいち早くしたくて、東京へ店の移転を決めました。多店舗展開も視野に入れています」と熱い思いを持って上京。森本さんもその思いをヒシヒシと感じているようです。 「六本木の交差点付近に出すあたり、並々ならぬ気合いを感じます!お店は六本木駅から徒歩3分以内で到着。方向音痴の私にもわかりやすい位置にありました」 森本さんを驚かせたのは、店の場所だけではありません。 「営業時間が規格外!『こんなに美味しいラーメンが朝まで食べられるのは六本木にしかない』ってのが定番になってほしいほど、美味しい貝出汁ラーメンが食べられます」 なんと、火曜から木曜は11時半から翌3時半、金・土曜は朝7時まで、日曜でも翌1時まで営業しているのです!
そして、「美味しい貝出汁ラーメン」と森本さんが言っていたように、イチオシは「はまぐりと魚介の醤油らーめん」(1350円/税込)。毎朝豊洲から直送されるはまぐりは、千葉県産にこだわって仕入れています。肉厚で食べ応えのあるプリっとした食感が楽しめます。 「私が大好きな貝がドドーンと乗った醤油ラーメン。いやぁ~美味しいです」 スープは、羅臼昆布や香川の伊吹いりこなど厳選した素材を用い、徹底した温度管理のもとで作られます。特徴は濃い旨味。数種の醤油をブレンドしたカエシで合わせます。 「はまぐりと魚介出汁の淡麗系スープは東京にもありますが、やさしくてほんのり甘い仕上がりにはなかなかなりません。一口で関西風だなぁ、とわかるのも良いです」 麺は国産小麦を使用。スープの旨味を引き上げるよう、細目のストレート麺を採用しています。 「張りのあるストレート細麺が、少し甘めの醤油とうまく調和しています。トッピングのはまぐりは、サイズも大きく食べ応え十分です」 また、チャーシューは、低温調理でレアに仕上げた豚肩ロース、脂身の旨味がとろける豚バラ、しっとりとした低温調理に柚子がほんのり香る鶏ムネの3枚が贅沢にのっています。 ちなみに、「はまぐりと魚介のらーめん」は塩もあります。こちらはフランス産のゲランド塩を中心とした4種の塩で作る塩ダレで合わせ、上品な味わいです。