<挑む・センバツ2023東邦>部員紹介 山口慶汰内野手(2年) 広角打法、成長を実感 /愛知
観察力が高く、広角に打ち分ける打撃が魅力だ。この冬は合宿などで1日1000回バットを振る練習を重ねてきた。「球をとらえる力と振る力が身についた」といい、成長を実感している。 野球をやっていた父の影響で、小学2年から野球を始めた。中学3年まで主に遊撃手としてプレーしてきた。「レベルの高いチームで野球をやってみたくなった」と東邦への進学を決意した。 当初はミスを恐れて力を発揮できずにいたが、山田祐輔監督の「ミスしてもいい。積極的にやろう」という言葉に救われ、打席に立てば初球から力強くバットを振れるのが強みとなった。 趣味は野球ゲーム。休み時間には部員と一緒に対戦して息抜きをする。「ゲームならチーム一の強さです」と満面の笑み。だが、センバツのこととなると一転し「チームが一つになって必ず優勝する。1点でも多く取れるよう自分の打撃を見せたい」と真剣な表情で語った。【森田采花】=随時掲載