理系におすすめの仕事と職種&学部・専攻別の就職活動の進め方とコツ
理系学生が就職活動で企業にアピールすると良い4つのポイント
ここでは、就職活動で理系学生が企業にアピールすると良い以下の4つについて解説します。 1.論理的思考力 2.コミュニケーション力 3.研究内容や研究を通して身についたスキルや知識 4.能力・性格・意欲 1.論理的思考力 どの企業も理系学生には「論理的思考力」を期待する傾向があります。エントリーシート(ES)や履歴書、面接でも「この学生は、ロジカルな視点で物事を捉えて業務に臨んでくれそうかどうか」という視点で見られることが多いでしょう。 論理的思考力の高さは、自己PRの構成やまとめ方を通じてアピールすることができます。就活全体を通してアピールする内容に一貫性を持たせ、物事をロジカルに整理して、わかりやすく伝えることを意識すると良いでしょう。 2.コミュニケーション力 理系学生は、コツコツと研究に向き合う粘り強さなどが評価されやすい半面、「文系学生に比べるとコミュニケーションが苦手そうだ」という懸念を持つ採用担当者も少なくありません。そのため選考では、コミュニケーション力があるかどうかも見られています。 どんな研究や勉強であっても、多かれ少なかれ他者とのかかわりがあったはずです。周囲とどう協力して研究を進めたのか、どんなフィードバックを得てそれをどう生かしたのかなど、人とのかかわりや、協働経験などを自己PRに交えてみるのも良いでしょう。 3.研究内容や研究を通して身についたスキルや知識 特に大学院生の場合は、研究内容や成果、研究を通して身についたスキルや知識なども見られます。研究内容や専攻を応募企業での仕事に直接生かせない場合も、研究を通して身につけた数値分析力や構造把握力、課題特定力などは、あらゆる仕事に生かせるはずです。応募企業での仕事内容と身につけたスキルとの接点を探してアピールしてみると良いでしょう。 また、研究内容を説明する場合は、誰が聞いてもわかるように言い換えたり補足説明を加えたりするなどの工夫が必要です。専門用語の羅列や、前提となる説明ばかりが長くならないように注意しましょう。 4.能力・性格・意欲 学部生の場合は、就活をする時期が、研究室に入る前から入りたての時期に当たるため、企業の採用担当者は、研究内容よりも能力・性格・意欲を重視する傾向にあります。 能力・性格は「何ができるか」を見ており、企業は学生のできることが自社で仕事をしていく上で合っているかどうかを確認しています。また、意欲は「応募した企業での仕事をすることに対するモチベーションが高いかどうか」を確認しているので、なぜその企業でその仕事をしたいと考えているのかを、過去の体験や自分の考えを交えて伝えられると良いでしょう。