試合の３時間前から続々とスタジアムにサポーター

スペイン戦が行なわれるスタッド・ドゥ・リヨン。写真：金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部／JMPA代表撮影)

　U-23日本代表は現地８月２日、パリ五輪の準々決勝でU-23スペイン代表とスタッド・ドゥ・リヨンで対戦する。 【PHOTO】ナントに駆け付け、パリ五輪GS３連勝を支えたU-23日本代表サポーターを特集！ 　試合開始の３時間前、スタジアム前のバス停を見ていると、すでに続々と日本、スペイン両サポーターがバスから降りてくる。そのなかで、スペインのユニホームを着た、友達だという男性５人組に声をかけると、「彼は英語を話せる」とその中のひとりを紹介された。 　白のアウェーユニ姿のそのスペインサポは、日本戦について、「スペインが３－０で勝つと思うよ」と自信満々。続けて、「ただ日本には才能ある選手が多くいるし、良いチームだよね」と言う。 “才能のある選手が多くいる”。その言葉に反応し、「U-23日本代表で知ってる選手は？」と訊くと、「この日本のチームでは知らないな」と返されてしまった。 　しかし、何かを思い出すように下を向いて数秒経った後、「ああ、ミトマだ！ ミトマ なら知ってるよ」と予想外の回答。三笘薫（ブライトン）の名を挙げ、こう語った。 「三笘は世界で有名で、非常に優れたプレイヤーだと思う。最後のシーズンではなく、２年前のシーズンはプレミアリーグで最高の選手だったね」 　また、「あとシンジ・カガワ（香川真司）も良い選手だね」と笑顔。五輪について訊きたかったなか話が逸れてしまったが、世界で活躍の日本人選手はスペイン人にも認知されているようだ。 取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）