51歳の今も引き締まった体をキープする女性「47歳で更年期を迎えた私が体重を増やさないために始めたこと」
パーソナルトレーナーである私は、ファッションへの興味から、14歳で運動を始めた。スリムで引き締まったモデルたちを雑誌でよく見ていたので、10代の頃の私の「食べ物と運動との関係」はとにかくひどいものだった。50代になった今でも、そのときのことは鮮明に覚えている。大人になり、その関係を修復できたことは、心の底からよかったと思っている。 【写真】51歳に見えない!トレーニングで手に入れた若々しいスタイルを披露 運動を「罰」と感じ、過食と制限の悪循環に陥り、体重が上下していた。このサイクルから抜け出せたのは、21歳のとき。ボーイフレンド(現在の夫で栄養士のアラン・アラゴン)から筋力トレーニングを紹介されたのがきっかけだった。 ※この記事はアメリカ版ウィメンズヘルスの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
体重を減らすために運動をしていない自分に気づいた。運動する理由が変わった
彼の食事法にも影響を受け、制限のない柔軟な食事スタイルを取り入れるようになった。栄養を考えた食事をしながらも、食べたいときにはアイスクリームを楽しむアランを見て、目から鱗だった。 当時の私のルーティンには一貫性がなく、運動をしているときもなんとなくこなしているだけだった。忙しい日々の中で、体重もほぼ変わらなかった。家族のために健康的な食事を作っていたので、栄養のある食事はとれていたけれど、筋肉は減り、体に対する自信も失っていた。「いつかまた強い体に戻る」と心の中で何度も繰り返していた。
2020年、47歳で更年期前期に入り、ホルモンの変動による体重増加が気になり、食事の取り方を変えた。
アランは、更年期前期に入って体重が増えると、女性は腹部に脂肪が付きやすくなることを教えてくれた。でも、体重増加は避けられないわけではない。重要なのは体重と筋肉を維持することだと言われた。そこで、私は食事内容を少し見直し、これまで通りトレーニングを続けることに決めた。 食事制限はしていないが、タンパク質の摂取量は増やした。食べたものを記録してはいないけれど、どの食べ物にどれくらいのタンパク質が含まれているかは把握しているので、1日に120gのタンパク質を摂ることを目標にした。カルシウムが豊富な食べ物や野菜も優先して食べている。更年期前期と更年期の目標は、体重と体組成を維持することだったが、今のところその目標は順調に達成できている。 現在は週に4回の筋力トレーニングを行い、上半身と下半身の日を交互に組み合わせている。各セッションは約1時間で、各部位に対して2種目を行っている。 普段は、12~15回を1セットとし、各エクササイズを4セット行う。最初の1セット目はウォームアップとして、普段持ち上げる重量の半分を使い、残りの3セットは通常の重量でトレーニングする。最近では、週に5日目のワークアウトを追加したばかりで、ステアクライマーで30分間の有酸素運動を始めた。若い頃に比べると、体や有酸素運動との付き合い方に満足しているし、エネルギーにも余裕があると実感。 休息日には特に計画的な運動はしないが、パーソナルトレーニングのセッション中は常に立ちっぱなしなので、家でもかなりアクティブに過ごしている。