能登半島地震「被災地は今」 震災に豪雨…冬を前に再起した町唯一のスーパー「雪の孤立を覚悟で生きている」
(本谷一知さん)「地震の前から雪が降れば孤立するが、それに輪をかけて今年の冬は特別な冬。孤立することを覚悟で、ほぼ100%孤立することをみんな想定して生きている」 輪島市によりますと、大雪警報が予想される場合などは早めの除雪を始めるとしていますが、それ以上の対策はないのが現状です。被災地は1年経った今も厳しい環境を突きつけられたままです。 (キャスター)被災者にとってこれから過酷な季節を迎えますね。 (記者)3週間ほど前の先月中旬に取材して、最も寒い日の最高気温は鹿児島市より10度低い8度。午後5時には日が暮れていました。寒さや日照時間の短さは、復旧作業や被災者の生活に大きな影響を与えていると実感しました。 自宅が全壊して家族3人を亡くした60代の女性は、「1年経った今も現実を受け止められない。“想定外”は起きるもので、鹿児島の人たちも最悪の事態に備えてほしい」と話していたのが印象的でした。
南日本放送