転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
エンジンガードの装着は具体的にどんなメリットがあるの?
バイクには転倒がつきものですが、愛車にキズがついたりパーツが破損するのはできれば避けたいものです。 【画像】バイクのエンジンガードの必要性を画像で見る(10枚) しかしバイクは、スリップや立ちゴケしただけでも、車両のどこかしらの部位がダメージを受け傷ついてしまう可能性があります。また、もしもバイクのエンジンが破損してしまうとオイル漏れなどが発生したり、最悪の場合走行不能になったりする可能性もゼロではありません。
そんな、ライダーならではの心配ごとをやわらげてくれるアイテムとして「エンジンガード」が挙げられます。 エンジンガードはその名の通り、バイクが倒れた時にエンジンを衝撃から保護する役割があります。スチールなどの金属の素材でできたパイプ状のパーツで、転倒や立ちゴケした際にボディが地面に当たるのを防ぎ、エンジンを衝撃から守ってくれます。 そのため、免許を取ったばかりの初心者ライダーや、新車で絶対にバイクにキズをつけたくない人などは、取り付けておけば高い安心感が得られるでしょう。 バイクを運転する以上、ベテランライダーであってもハプニングでいつ転ぶかわかりません。もしもの時に備えて、保険の意味も込めてエンジンガードを装着しておいて損はないかもしれません。
エンジンを守るだけじゃない!まだあるエンジンガードのメリット
エンジンガードは、万が一バイクが倒れてしまった場合でもパイプ部分と前後のタイヤだけが地面に接触するように設計されています。そのためエンジンだけでなく、タンクやマフラー、ハンドル、ブレーキレバーなど、通常バイクが倒れると損傷しやすい部分の被害も大幅に軽減することができるというわけです。
また、とくに排気量の大きいバイクは重量が200kgを超えるモデルも多く、倒れてしまうと大人の男性でも起こすのは簡単ではありません。しかしエンジンガードがあれば、パイプが支えとなりバイクが少し起き上がった状態になるので、装着していない場合に比べてバイクを起こしやすくなります。 さらに、倒れてもバイクと地面の間にすき間ができるので、足を挟んでケガを負うリスクを最小限に抑えることができるのもメリットです。 また最近では、車種ごとに合わせてデザイン性を重視したエンジンガードも多く販売されており、ドレスアップ目的であえて装着する人も増えてきています。そのような製品を選べば、バイクのデザインに溶け込みスマートな見た目でエンジンガードを装着することができるでしょう。 ただ、エンジンガードはバイクが倒れた際に、ボディ全体をガードするのにある程度パイプを広めに取り付ける必要があります。そのため、どうしてもパイプが目立ってしまうので、バイクの外観をあまり変えたくない人には向いていません。 またエンジンガードは金属でできているので、装着するとバイクの重量アップは避けられません。そのため、バイクのバランスが変わってしまい乗り心地に影響がでる可能性もあります。