【ロッテ】日本ハムから電撃加入の建山義紀投手コーチ リーグ順位に影響しそうな古巣との〝直接対決〟
苦手意識克服はこの人次第か。日本ハムを今オフ退団し、ロッテの一軍投手コーチに就任した建山義紀氏(49)の存在が改めて注目を集めている。 同コーチは昨季まで2年間にわたり、日本ハムの一軍投手コーチとして投手陣を指導。今季からライバルチームに〝電撃移籍〟した。 ロッテは昨季、日本ハムと相性が悪く25試合で6勝18敗1分け。CS(クライマックスシリーズ)でも日本ハムの本拠地・エスコンフィールド北海道で1勝2敗と負け越すなど、最後まで苦手意識を払拭できなかった。そんな背景もあり、ロッテは日本ハムの中でも重要なポジションを担っていた建山コーチを〝スカウト〟。直接対決の成績向上をひそかに狙っている。 同コーチの投手起用法や相手対策次第では今季の対戦成績が一変する可能性もあるだけに、あるパ・リーグのスコアラーは「日本ハムの内部を熟知している建山コーチの存在は、日本ハムにとって脅威に他ならないでしょう。建山コーチもライバル球団に移ったからには、1年目から結果を残そうと選手以上に〝対古巣〟には必死になるはず。そう考えると両軍の対決は興味深いですね」と早くも両軍の直接対決の行方を注視している。 日本ハム・新庄剛志監督(52)は建山コーチの移籍に関し「コーチを育てるためにも(移籍は)いいこと。大歓迎なんですよ」と前向きな意向を示していたが、結果次第では自軍に大きな影響を及ぼす恐れもあるため、気が抜けないはずだ。 建山コーチの移籍で、今季の両軍対決はどう変貌を遂げるのか。リーグ順位が左右される可能性もあるため、目が離せない。
東スポWEB