右耳にガーゼ…トランプ氏登場に大歓声 副大統領候補に「ラストベルト」出身のバンス氏 共和党大会【現地中継】
日テレNEWS NNN
アメリカ大統領選挙に向けた共和党大会が15日開幕し、トランプ前大統領が銃撃事件後、初めて公の場に姿を現しました。現場から最新情報です。 【画像】銃撃現場 米当局トップ「警備は失敗」 トランプ前大統領が滞在していた共和党大会の会場です。トランプ氏は、こちらの座席に副大統領候補らとともに座っていました。サプライズの登場に、会場は大盛り上がりとなりました。 日本時間の16日午前11時ごろ、姿を現したトランプ氏は、誇らしげな表情でしっかりとした足取りで階段をのぼり、特別席に移動しました。 事件後初めてとなる登場に、会場からは大きな歓声があがり「トランプ」コールがわき起こりました。 銃撃でケガをした右側の耳には、白いガーゼがまかれているのがみえました。 会場には涙を流す支持者もいて、銃撃に屈せず、支持者の前に姿をみせることで、「戦うリーダー像」をアピールした形です。 共和党大会・初日の16日、代議員による投票が行われ、トランプ氏が正式に大統領候補に指名されました。 代議員「私たちの候補者(トランプ氏)のための素晴らしい激励会です」 代議員「神様のお導きでトランプ氏は(銃撃で)救われたと信じている。神様が私たちを祝福し、この機会をくださったと思う。それが最後まで続き(大統領選に)勝つことを願っている」 また、これに先立ち、会場には副大統領候補に選ばれたばかりのJ・D・バンス上院議員も登場しました。バンス氏は、鉄鋼業など製造業が衰退した「ラストベルト」と呼ばれる地域である中西部・オハイオ州選出の39歳です。激戦州・中西部の白人労働者の支持を固めたい思惑が見て取れます。バンス氏はまた、ウクライナ支援についてはコストがかかりすぎると否定的な主張をしています。 また、共和党は党の綱領を採択しました。 不法移民の史上最大の強制送還を実施することや、EV=電気自動車の普及政策について全面的に見直すこと、労働者の大幅減税などが明記されていて、トランプカラーを全面に打ち出した内容になっています。 共和党大会は、18日まで続き、最終日のトランプ氏の演説内容が注目されます。