【衆院選埼玉14区】アリさんがゾウを倒してしまった 石井公明代表を破った国民鈴木氏 満面の笑み 1万票の大差
国民前職の鈴木義弘氏が、公明代表の前職石井啓一氏、維新新人の加来武宜氏、共産新人の苗村京子氏ら5人を退け4選を果たした。 【表あり】県内16選挙区の当選者の政党一覧 1万票差が付いた開票結果も
鈴木氏は選挙戦終盤で、9月に代表に就任したばかりの石井氏との接戦を制した。鈴木氏は当選の報を受け、三郷市戸ケ崎の事務所で「アリさんがゾウを倒してしまった。皆さんのおかげ」と満面の笑みを見せた。 幅広い層に支持を広げ、地元三郷市で石井氏に約1万票、八潮市で2千票以上上回った。草加市では約2千票下回ったものの、3市全体で1万票以上差をつけた。選挙期間中、若者に声をかけられるなど、これまでにない支援を受けたという。4期目に向け「訴えた政策を実現できるよう汗を流したい」と述べた。 石井氏は自民の裏金問題で逆風が強かった。公明の立場から政治改革を主張。衆院選を政権選択の選挙と強調し「豊富な実績がある自公政権しかない」と訴え、石破茂首相ら大物議員が応援に駆け付けたが、及ばなかった。