「タイムブロッキング」が私に向かなかった6つの理由。生産性が向上しないこともある
3. プレッシャーが大きすぎる
プレッシャー自体は、悪いものではありませんし、私は責任を与えられることが嫌いではありません。その一方で、タスクには集中し、全力で取り組みたいとも思っています。 タイムブロッキングを実践していたときは、つねに急かされている気分でした。フロー状態に入るというよりも、とにかく必死でタスクに取り組んでいました。 どんなタスクに関しても、その完成より時間のほうに気をとられてしまうため、仕事の質が大幅に下がってしまい、不満がいっそう募るという結果を招きました。 そうして辿り着いたのが、50分で大急ぎ終わらせるよりも、1時間10分かけて優れた仕事をするほうがいいという結論だったのです。
4. カレンダーを常に確認してしまう
この点に関しては、責任は私にあります。日によってスケジュールを大きく変えていたせいで、それを守るのが難しくなっていたのです。 それでもやはり、カレンダーを常に確認することのデメリットは、そのメリットを大きく上回っていました。 カレンダーを確認しようとしてウィンドウを頻繁に切り替えていたせいか、何かに集中するのが難しくなっていました。 さらに、次のタスクに取り掛かる前に一息つく時間もないことを知っていたので、追いまくられる感じもイヤでした。 これも、カレンダーに休憩を組み込み、ルーチンをもっと固定していたら、こうした問題は解決できていたでしょう。 それでも、ToDoリスト法に従っているときには、こうした問題をそこまで強く感じることはありません。
5. プロジェクトの進行が滞っているような気がする
タイムブロッキングをはじめとする生産性向上テクニックで大事なことは、重要な目標に向かって前進することです。 ですから、タイムブロッキングのせいで、いつも壁にぶつかっているような気がしていた私のフラストレーションは、きっと想像できるはずです。 割り当てた時間内にタスクを完了できることは少なく、あとでまたそのタスクに戻らなければなりませんでした。そのせいで、未処理タスクが際限なく増えていき、自分が何カ月間も同じ場所で足踏みしているような気分に。 タイムブロッキングに代わるテクニックを模索しようと思ったのは、こうした状況がきっかけです。 どうしてもタイムブロッキングをやってみたい人には、1つのタスクを完了するまでにかかる時間を倍に見積ることをおすすめします。 また、見直しの時間や、プロジェクトが遅れる可能性も考慮に入れるようにしましょう。