地下鉄や市電の忘れ物を“LINE”で探す 札幌市交通局「落とし物クラウドファインド」導入 AIが24時間対応
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地下鉄や市電などに落とし物をした経験ありませんか?札幌市交通局が落とし物をLINEで探すことができる、AIを活用した新たなサービスを始めました。 鈴木麻友記者: 「地下鉄などでの落とし物を、スマートフォンのチャットで問い合わせることができるようになりました。傘一つとっても、種類や持ち手の形など、かなり細かく特徴を書き込むようになっています」 札幌市交通局が今週から導入した「落とし物クラウドファインド」。LINEの公式アカウントを追加し、問い合わせフォームに落とし物の特徴や落とした日時、場所などを入力します。 さらに確認したいことがある場合は、オペレーターとチャットでやりとりし、交通局に届いている落とし物とマッチングする仕組みです。 札幌の地下鉄や市電、駅構内で見つかる落とし物は、年間およそ9万件。 大通駅の「忘れものセンター」などで保管や返却の対応をしていますが、落とし物の特徴の把握や問い合わせへの対応に時間がかかっていました。 このシステムを開発した企業の担当者は。 ファインドカスタマーサクセス 大澤一道さん: 「従来落とし物を登録、管理するのに1件あたり平均10分ぐらいかかっていると言われているが、それが80パーセントの削減で、平均して1分半ぐらいの対応時間になる。今までより楽に早く自分がなくしてしまった落とし物が見つかるようになるのが、落とし主に対するメリット」 AIが対応するため、問い合わせは24時間可能です。 札幌市交通局の「忘れものセンター」や駅では電話での対応もこれまで通り受け付けています。 札幌市交通局事業管理部営業課 原賢固課長: 「システムの導入により、よりスムーズな落とし物の返却を目指し、お客様のサービス向上につなげていきたいと考えている」
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