熊本市に「台湾タウン」開業計画…TSMC進出で「半導体だけでなく食や文化で日台交流を深める拠点に」
台湾でレストランなどを展開する御嵿グループは15日、熊本市に2025年をめどに飲食店や物販店などが集まる「台湾タウン」を開業する計画を明らかにした。半導体の受託製造で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本に進出して台湾への関心が高まっており、需要が見込めると判断した。 【動画】台湾・TSMCが進出、巨大半導体工場と町の変化
同グループの孫正強会長が熊本県庁を訪れ、担当部局との意見交換で言及した。孫会長によると、熊本市中央区で台湾料理のレストランや雑貨店が集まる商業施設を計画しているという。既に日本法人を設立し、開業のめどが立ったとしている。
御嵿グループは01年創業で、レストランやホテルなど10のブランドを展開している。孫会長は、熊本での台湾タウン開業に向け、グループ内外の数十社に進出を打診しているとし、「半導体だけでなく、食や文化で日台交流を深める拠点にしたい」と話した。