K―1との2冠達成の武居由樹「緑のベルトに憧れがあります」とWBC王者の印に興味 井上尚弥の強さには「全部すごすぎてわかんない」とお手上げ
プロボクシングのWBO世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・武居由樹(大橋)が18日、東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館で行われた「すみだボクシング祭り2024」でトークショーを行った。元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナーと登壇。6日に東京ドームでジェーソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ちして王座奪取してから約10日。「すごく感動したと多くの人から言ってもらって実感がわいてきました」。元K―1王者で2冠を達成。日本ジム所属100人目の世界王者は13日からランニングや軽いジムワークを再開したという。 今後についてはWBO1位で、指名試合が予定されていたレーマート・ガバリョ(フィリピン)が10日の試合で敗戦。相手が決まらないが、陣営は9月ごろに初防衛戦を行う予定だという。 また、武居はトークショーの中で「緑色のベルトに憧れがあります」と発言。「決して、中谷選手とやりたいということではなく、昔から世界チャンピオンといえば緑色のベルトのイメージなので」。現在、WBCの緑のチャンピオンベルトは中谷潤人(M・T)が保持しているが、いずれは憧れのベルトの奪取を目指す。 「もう1階級ぐらいベルトが欲しい」とも話し、同じ大橋ジムで世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥が階級を上げれば、同級王座にも挑戦したい意向を示した。その、井上については6日の試合前に10ラウンドのマスボクシングで「ボコボコにされた」。モンスターの強さについて問われると「わかんないです。全部すごすぎてわかんない。技術、パワー、スピード、、スタミナ。何ですかね?」と別格であるため、世界王者でさえ解析できなかった。
報知新聞社