【ONE】平田樹が「勝たなきゃいけない相手」に91秒、ギロチンチョーク失神で3連敗に
2024年6月8日(土)朝9時から、タイ・バンコクのインパクトアリーナにて『ONE 167:Tawanchai vs. Nattawut II』(U-NEXTにてLIVE配信中)が開催されている。 野杁正明vs.シッティチャイが組まれた同大会の2試合目に、MMA女子アトム級戦で2連敗中の平田 樹(フリー)が、ビクトリア・ソウザ(ブラジル)と対戦。91秒、ギロチンチョークで一本負けした。 【写真】計量も無事パスし、キレキレの身体を披露していた平田だがギロチンに失神の瞬間(動画あり) ▼第2試合 ONEアトム級 MMA 5分3R ×平田 樹(フリー) [1R 1分31秒 ギロチンチョーク] 〇ビクトリア・ソウザ(ブラジル) 柔道出身の平田は、2019年にONEでプロデビューを果たし、MMA5戦無敗から2022年3月の『ONE X』でジヒン・ラズワンと対戦し、スプリット判定でプロ初の黒星。2023年8月には体重超過もあったがリン・ホーチンに勝利。しかしその後はハム・ソヒ、三浦彩佳に連敗して戦績を6勝3敗としている。 ソウザは、MMA7勝2敗。ブラジルのGladiator CFで5連勝後、2021年9月のONEでヴィクトリア・リーに2R TKO負け。以降は地元で1R TKO勝ちで再起を果たすと、2023年2月のONEでインドネシアのリンダ・ダローに判定勝ち。2024年3月にはノエル・グランジャンに判定負けを喫した。 1Rにグランジャンの右を受けてダウンを喫したソウザだが、2R以降は右ロー、右ストレートの打ち返しで盛り返しており、初黒星を喫したリー戦でもリーの三角絞めやギロチンを極めさせない防御力を見せている。これまで一本負けは無い難敵ソウザを相手に平田は、全局面で上回ることできるか。 プロ初の連敗を喫した平田は、ONEで1勝2敗のソウザとの生き残りをかけた戦いに向け、「勝たなくちゃいけない相手。初めてのタイでワクワクしているし、やっぱりここで勝たないと次に繋がらないと思うので、しっかり勝つので、U-NEXTで応援よろしくお願いします」とメッセージを送っている。 1R、ともにオーソドックス構えで右ローから。左ジャブ、左ローでけん制のソウザ。ガード高くパーリングする平田は、ジャブの刺し合い。右フック、右ローを見せる。ソウザは、左ハイ、右ロー、さらにジャブのダブルを当てると、ワンツーを打ち込む。平田は右ローを返し、右を突くが遠い。遠間から崩しなくダブルレッグに入る平田。切るソウザは、クローズドガードに入れてアームインギロチンチョークに! 座る平田は首を抜こうとするが、足の力が抜けて失神した。