２か月前の自分と向き合う棚橋

　新日本プロレス9日大阪城ホール大会の前日イベントが8日に行われ、棚橋弘至社長（47）の肉体改造計画が最終報告された。 【写真】若い！ 24年前の棚橋弘至 　かつて鋼の肉体を誇っていた棚橋だが、近年は見る影もない…と言っては言いすぎだがぽっちゃり気味のコンディションが続いている。これを受け新日本は、会社の総意として棚橋に肉体改造を厳命。今年の4月から「ボディメイクの達人」と言われる水田吉優氏とともに二人三脚のトレーニングを積んできた。 　2か月前の時点でウエスト102センチ、体脂肪率21・1％だった棚橋は、ウエスト97センチ、体脂肪率16％を目標に設定。「逸材☆BODYを取り戻せ」としてトレーニングの様子を動画で配信してきた。 　そしてついにこの日のイベントで公開測定が行われた。黒マントを脱ぐと「ビフォー」の写真とは一変。割れた腹筋があらわになると、会場のファンから大きな声援が巻き起こった。測定の結果は何と90センチで、実にマイナス12センチという驚異の結果が明らかになった。 　しかし体脂肪率は19・0％と、目標には届かず…。水田氏からは今回のプロジェクトのジャッジとして「続行」が上げられ、今後も引き続き二人での肉体改造が続けられることになった。水田氏からは「今回は（2019年時の）逸材☆BODYを取り戻すプロジェクトで、現段階では取り戻している途中。私も逸材☆BODY取り戻していただきたいですし、私としては47歳でも変わるんだということを見せたいと思いまして続行を選ばせていただきました」と説明された。 　棚橋は2か月間を振り返り「これまで試合があるとか、膝が悪いという理由にして、足トレから逃げてたんですよ。でも今回、足をやらないといけないと気付きました、キャリア24年目にして。もう1回下半身をしっかり鍛えていきたいですね」とキッパリ。近日中に〝シーズン2〟が始まることになったが「筋力、ビジュアルが揃うとパフォーマンスが上がるんです。自信を持ってリングに上がれるので。その延長線上に東京ドームのメインイベントだったり、IWGP世界ヘビー級だったり、しっかりそういうところを目指していきます」と決意を新たにしていた。