豊漁の「ホタルイカ」 価格は去年の3分の1に! これから旬を迎える愛知県の「シラス」にも期待!
加工業者の男性に話を聞いてみると、「4月でこれだけ取れるということは、少し期待はできるかなと」「今から(シラスの漁獲量が)あるのはいいことだから期待しています。ないと困ります」と期待を寄せていました。
愛知県水産試験場によると、実は、去年と一昨年のシラスの漁獲量は3年前と比較して約6分の1に激減し、不漁続きだったと言います。そんな状況の中、南知多の人たちが“今年こそは”と意気込むにはワケがあります。 愛知県水産試験場 今泉哲さん: 「現状は、春シラスはこれから期待したい。去年・一昨年よりは黒潮の流れがいい流れ方をしているので、漁獲に期待できる」 シラスは泳ぐ力が弱く、黒潮の流れに左右されます。去年の渥美半島沿岸の潮の流れは東向きとなったため、この地方にはとどまりませんでしたが、今年は流れが西向きに変化しているため、愛知県での漁獲が期待できるというのです。
とろとろピチピチの生シラス 今年はお手頃価格になるかも!?
取れたての生シラスをたっぷり楽しめるのは、加工業者が経営する「マル伊商店 内海店」。せっかくなので取れたばかりの生シラス丼を食べてみると、苦みもなくとろっとろピチピチ! お肌もピチピチになりそうでした。 味の他に、もう一つ気になるのがお値段です。今年のシラスの価格はどうなのでしょうか。「マル伊商店」取締役の木藤創大さんに話を聞くと、「今年はお手頃な値段でシラスが出せると思う」とうれしい言葉を聞くことができました。
木藤さんの店は、コロナ禍には売り上げが激減しましたが、補助金でキッチンカーを購入し、移動販売にも力を入れてきたといいます。 マル伊商店 取締役 木藤創大さん: 「今はマルシェや(イベントが)いろいろあり、僕らとしてはうれしい限り。キッチンカーを作ったかいがあった。ゴールデンウィークは休みなしでシラスを水揚げしているので、豊漁になってくれることを願います」 不漁を乗り越えたシラスが、何年かぶりに地元に活気を呼び込めるのでしょうか。期待が高まります!