兵庫・斎藤知事 告発文書を見た時「大変ショックで苦しい思いがありました」
兵庫・斎藤知事 告発文書を見た時「大変ショックで苦しい思いがありました」
兵庫県・斎藤元彦知事の“パワハラ疑惑”告発文書問題をめぐり、県議会は30日午後、百条委員会(文書問題調査特別委員会)で斎藤知事の証人尋問を行った。 【動画】兵庫県・斎藤知事、百条委員会で証人尋問 “パワハラ疑惑”告発文書問題(2024年8月30日)
長岡壯壽(そうじゅ)委員は「パワハラ防止法では公開叱責を禁止している」として、3月27日の定例会見で、告発文書を作成した元職員を指して知事が『公務員失格』と発言したことを、現在は不適切と認識しているかと質した。 斎藤知事は「文書を見たとき、大変ショックで、どうしてこんな文章が作られるのか、大変苦しい思いをした」と述べた。続けて「どうして同じ仲間で、一緒に仕事をしてきた人がこういう文章を書いていたんだろう、と辛い思いをした」と発言に至った心情を説明した。
この発言を聞いた黒川治委員は「私はあの文書いただいてる議員の1人」とした上で「長年の付き合いがあり、知事がショックを受けたかもしれないが、被害者らしき発言はしない方がいい」と苦言を呈した。
竹内英明委員は、約20メートル歩かされたことで職員を叱責したなどの証言をあげて“行き過ぎた指導”ではなかったかと指摘した。さらに「パワハラを認めて反省しないのか」と詰め寄った。 しかし、斎藤知事は「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会や第三者委員会が判定するもの」と述べ、「私が行った行為で不快に思われた方がおられたのであればお詫びしたい」と謝罪の意は示すものの、パワハラ疑惑は否定した。 このほか、百条委員会では、斎藤知事に対しさまざまな疑惑に対しての尋問が行われた。
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